一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
- ナガセ (2011年9月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890855278
作品紹介・あらすじ
大学受験の突破(読解力の養成)だけではなく、最終的には英語を書き、英語を話せるという実用的な英語力を身につけてもらう。それが本書の目標です。文法用語を極力排し、「配置のことば」である英語の原則や知識の項目を、英語を理解するために最適な順に収録。英語はこんなに「カンタン」なのです。英語を話すために必要な「ネイティブの意識」を、豊富なイラストとコラムで詳細に解説。彼らと同じように英語を話し、読み、聴きとるための知識が満載です。英語を必要とするすべての日本人のために作られた全く新しい英文法体系。大学受験はもちろん、社会で実際に英語を使うためにおおいに役立ちます。
感想・レビュー・書評
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128冊目『すべての日本人に贈るー「話すため」の英文法 一億人の英文法」(大西泰斗/ポール・マクベイ 著、2011年9月、ナガセ)
「話せる英語を最速で達成するための文法書」を標榜する一冊。「英語は配置のことば」であるという主張に基づき、ネイティブ話者の心の動きという観点から英文法を解説する。
平易な言葉で書かれているので読みやすいのだが、フランクすぎる文章が時々癪に触る。
解説用のイラストはよく意味がわからない。このせいで逆に難解になっている。
〈英語文にはわずか4種類の設計図しかありません〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
機械的な理屈ではなく生の感覚を!
語学習得には感覚やその言葉のもつ触感のようなものへの理解が大切であると思います。日本語話者の自分であっても、教科書のような日本語を話すことは日常ほとんどありません。そう思うと、かつての英語学習はもちろん重要でしたが、その域を脱さなくては!と思いました。(著者から学んだ後付けです!)
その英語のもつ感覚を言葉にして伝えてくれるので、今までの凝り固まった英語観、英語力から大幅にレベルアップ!!!
…できていると良いのですが…
この本を土台に置いて、他の参考書や書籍も使いながら、悩んではめくり、悩んではめくりの苦しくも楽しい勉強の日々です。 -
説明を、従来的なやり方ではなく、会話を重点においてなされているので、理解しやすいです。
なぜその配置に必要なのかという観点から説明しています。
その一方で中学レベルの入門的な手ほどきはなくて、ある程度英語が分かっている人に向けた体系的な解説なので、二冊目以降になります。 -
これまで30年以上英語を勉強(というか訓練)してきて、頭の中にあるものが整理されているような感覚。
話すための英文法として、従来の英文法の細かいことはどうでもいいので必要なことを覚えやすく整理したらこうなると思う。昔の記憶の整理におすすめです。
NHKの英語番組などで活躍されている著者コンビのこれまでの著作の総集編でもあります。 -
洋書の多読をしている途中で、改めて英文法を学びたくなった。この1ヶ月半ぐらい、時々読んでいる。久しぶりに洋書を読んでみたら、以前より英文の骨格が見えていることに気づいた。
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教える立場としても、学ぶ立場としてもとてもお世話になりました!シドニーにいた時に出会った、上智大学の友人からおすすめされて、シドニーの紀伊國屋で買った思い出があります。英語は知識だけじゃなく、体感や感覚も大切で、その考え方を教えてくれる1冊でした!
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こんな本を求めてた!
学校で習う英語はどうも複雑でわからない。
生物の器官の名前を覚えるくらいに取っ掛りがなく退屈だった。
正直、英語はアメリカの子供が難なくこなせるのに、社会人の僕が話せないのはおかしいというイライラさえあった。(おこがましい)
その不満を解消してくれたのが、本書。
ネイティブがどんな心でワードを使っているのか、解説してくれる。
根幹を話してくれるので、応用が効く。
この本をベースに次の勉強にステップアップすると良さそう。
ただ、この本を読む前に1度中高で習う英語を一通り復習してからの方がいいかもしれない。英文は易しくは無い。 -
文法の感覚的な習得はやはり大事。
時間が掛かっても一通り目を通して、自分の中に索引を作ると良い感じ。
個人的には冠詞の考え方がとても肚に落ちて、自分の中に1つ基準を作れたのが良かったです。 -
ほんとに面白い本だと思う。
急に自分がモヤモヤしててわからないところを摘出したくなって全部書き出した。
面白い。
納得できる説明。
今まで尻込みしてたけど、さらっと終えられた。