《新装版》第4巻 新事業・新商品開発 (一倉定の社長学)

著者 :
  • 日本経営合理化協会出版局
4.75
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891013875

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「言われてみればそうだよな」となる事を完璧に説明されていて理解が深まった。書著者的には「理解を深めるだけじゃなくて行動しろ」ってメッセージなんだろうけど。

    要約すると、
    1.世の中は変わるのだから、既存事業だけやっていてはいずれ滅びる。⇒新規事業が必要。それも、社長自ら行動しなければ進まない。

    2.新規事業に対して行動をしていても「思い付き」のアイデアで投資したりして失敗することが非常に多い。また、新技術の確立や特許取得が商売に直結すると勘違いしている。これじゃ、ダメだと。

    3.大体売り方を分かっていない。問屋や小売に回せば勝手に販売促進されると思っている。だから、2のような安直な行動になる。新商品は誰も知らないからほっておいて売れるわけがない。自ら売りに出ないといけない。なぜなら、問屋に任せにしていて売れない理由を聞くと「高い」と売りたくない理由の”ウソ”が返ってくる。そうなるとコスト削減ばかりやろうする。首絞めるだけ。

    複数の企業のケーススタディが紹介されていて理解しやすい。

  • 一倉定の言う通りだ。
    ①新商品は誰が買うかを意識せよ、拙速に製造するな
    ②新商品開発に当たっては、まず、自社製品の総点検から
    ③占有率を意識しながら市場開拓せよ
    ④初めはなかなか売れない、市場実験から始めよ
    ⑤初めから大々的にやるな、石橋を叩いて渡れ

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1918(大正7)年、群馬県生まれ。36年、旧制前橋中学校(現在の前橋高校)を卒業後、中島飛行機、日本能率協会などを経て、63年、経営コンサルタントとして独立。「社長の教祖」「日本のドラッカー」と呼ばれ、多くの経営者が支持した。指導した会社は大中小1万社近くに及ぶ。1999年逝去

「2020年 『ゆがめられた目標管理 復刻版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

一倉定の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×