- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784891014001
感想・レビュー・書評
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このような本はなかなかあるものではないです。
この本は自己願望実現方法と唯識論と禅と瞑想などの理論を用いて人生をより面白く有意義にして行きたい方に書かれています。
瞑想から自己内観察そして悟りへと、人生をストレスなく生きるノウハウがたくさん書かれていますが、決して世捨て人になれ、と勧めるわけでもなく、自己のあらゆる願望を叶えられる方法を仏教の唯識論と阿頼耶識理論から明解に解説されています。非常に面白く読み応えありました。
似たような本ではジョセフマーフィーや、ジェームスアレンの原因と結果の法則などの本ですね。自分の思い通りに生きたい方にはお勧めできる本ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●日日是好日。現実、毎日いい日だけの筈がない。それをいい日にしちゃうんです。方法は一つ。いい日だと思えばいい。難しい時は不幸中の幸いという言葉を使う。
●魅は与によって生じ、求によって滅す。
与えるということはその人に魅力を生じさせるとともに、対手に喜びを生じさせるもの。
我々は何も所有していない。幸福とは物自身ではなく、物の味。感ずること、嬉しさを味わい、喜びを味わっている瞬間がまさに幸福。
●人を魅了する方法は、よく見ていること、褒めること、ほほえむこと=あなたを尊敬している。他人の最も飢えている自己重要感を満たす。お客はスナックのママにお金を与えて自己重要感を買っている。与えるというのは、貸していること。宇宙銀行に預金し、満期がくるとすごい複利で自分に戻ってくる。人生は「貸し越し」をもって成功する。
●自己重要感を高める方法
仕事で自己表現をし成績を上げたり、自慢したりけなすことではなく、私はエライと自分に言えること。人からのありがとうは要らない。人の悩みの殆どは、自分のこと。自己中心的で観念的。だからその意識を他の人をどうやったら喜ばすことができるか、考えはじめることが肝要。自分から注意をそらす。
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・今ないものを数えず、あるものを数える
・「私は成功する」と繰り返し潜在意識に言い聞かせれば、近い将来必ず望みが叶う。
・ビジュアライゼーション大切な2つの条件
1 繰り返し考える 2 できるだけ細部まで、絵のように心に思い描くこと。
・人生の幸福の秘訣をただ一つあげるとしたら、その黄金の鍵は「陽転思考」
・p49
・魅力
長所や美点は、場合によっては、かえって人を押しのける。結論を記すと「魅は与によって生じ、求によって滅す」
人に何かを与えれば魅力を生ずる。
・「幸福とは物自身でなくて、物の味である」幸福は物としてそこに存在しているのではなく、感ずること。うれしさを味わい、喜びを味わっている瞬間、その人はまさに幸福。所有するものではなく、感ずるもの。
・お金や物の他にも「与えるもの」があるということを知るのが重要
・人の重要感をもちあげるという、この術さえしっているならば、たいての世界・人のトップになれる。大成功者になっていくためには、この度合いが強いか弱いかでほとんど決まる。
・才能ある人を自分の魅力をもって自分の協力者にする。その秘訣・魅力とは、人間の5大本能のうち、最も人々に求められている「自己重要感」をいかに高めてあげるかにかかっている。
・高い給料はらうということよりも、相手の自己重要感をもちあげるほうが、もっと素晴らしい力を発揮する。
言葉は悪いが、要は相手をもちあげる。
・人に対したとき、注目し、賞賛し、ほほえみをもって接することは、その相手に大きな喜びを生じさせる。「あなたを尊敬している」という態度だから。
・マホメット曰く「この世の中で最大の善なる行為は、他人に喜びの表情をうかべさせることで」ある。
値段は高いが、とんでもない価値のある本だ。
まさに、無能唱元という人は、現代の空海や道元のような人かもしれない。
綺麗ごと抜きの実学を説いてくれる人だ。
大成功できる希望を与えてくれる本だ。