ディアーナの水浴 第2版

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  • Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784891764739

作品紹介・あらすじ

ディアーナ(アルテミス)の水浴する裸身を盗み見たゆえに鹿に変えられ、自分の猟犬たちに噛み裂かれてしまうアクタイオーン-この神話の注釈の形をとった本書は、クロソフスキーの他の諸著、とりわけ小説作品の解読の鍵を秘めている。「ディアーナは神々と人間との中間にいる守護霊と盟約を結んで、アクタイオーンに顕われる。ダイモンは空気のような身体によって、ディアーナのテオファニーの模像となり、アクタイオーンに女神を所有しようという向こう見ずな欲望と希望を吹きこむ。ダイモンはアクタイオーンの想像となり、ディアーナの鏡となるのである。」鹿に化しつつあるアクタイオーンにディアーナが投げたという挑発の言葉-「さあ語れ、衣を脱ぎすてたわたしを見たと、もしお前にできるものなら、してみるがよい」、神話の中のアクタイオーンには答えるすべもなかったこの言葉に、もう一人の瞑想するアクタイオーンであるクロソフスキーが答えた言葉、それがこの本である。

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