こびん (らいおんbooks)

著者 :
  • 風濤社
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本棚登録 : 80
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784892194207

作品紹介・あらすじ

女の子からあずかった、たいせつなもの。波にゆられて、たどり着いたのは、みたこともない場所。出会った人から、あずかった返事とともに、ひろい海を、ひろい世界を、こびんは波にゆられていきます。言葉は通じなくとも、想いはつながっていく……作者の思いが込められたものがたりです。

感想・レビュー・書評

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  • ビンに詰まった想いが海をこえてゆく。色彩が美しく海を見たくなりました。

  • 美しい絵本を読みたいな、と思って手にとった絵本です。

    女の子の手紙が入った小瓶が物語を語ります。ゆらゆらと波間にゆれて、小瓶は旅をします。小瓶を見つけた人たちは、それぞれの想いを小瓶に託します。
    そして、小瓶が最後にたどりついたのは………

    とても美しくて、夢のある絵本でした。

  • 最後に、こびんが最初の持ち主のところに帰ってきたとき、ぼくもうれしかった。いろんなところに行って、大切なものをあずかって、幸せそうだったけど、やっぱり帰れたのはうれしいと思う。
    ぼくも、こびんみたいに旅をしたい。
    絵も、きれいだった。風景がやさしくて明るい感じがする。色があざやかできれい。(小4)

  • 海にびんをながしたらどうなるか……と考えたことのある人にとっては、こびんがこんな旅をしているのかもと思いを馳せられるのでは。

  • 小さなこびんが"たいせつなもの"を預かって人から人へ届けるお話。広大な海をひとりで漂うこびんのおなかの中には、手紙のお返事と一緒にその人の心…のようなもの…がいっしょにいるので、寂しくありませんでした。というのがなんだかとてもジーンとして良かったです。ロマンチックだし、こびんの一人旅はちょっとかっこよくも感じて好き。

  • 女の子が海に流したこびんは波にゆられ、見たこともない場所の見たこともない人へ返事とともにゆられていきます。世界をめぐる、こびんの大冒険。遠い世界に想いを馳せながら心が開放されたように穏やかになれる絵本ですね☆

  • 手紙を入れた小瓶が世界中の海を巡るおはなしは、世界をつなぐやさしい物語でした。絵もおはなしと合っています。

  • 手紙が 入った 小瓶を 海に流し、巡りめぐって…

  • ロマンチックなテーマではある。マネしてはいけない。コルクのふたでは水がしみないのかな。絵が上手い。

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著者プロフィール

1985年、北海道生まれ。画家、絵本作家。第1回 白泉社MOE絵本グランプリを受賞。その作品をもとにした、『ちょうちょ』(文・江國香織/白泉社)で絵本デビュー。作絵の絵本に、『みつけてくれる?』『どたんばたんおるすばん』(ともにあかね書房)、『こびん』(風濤社)、『ふーってして』『ぱったんして』(ともにKADOKAWA)、『ゆきのようせい』(岩崎書店)。絵本はほかに、『でこぼこぬりぬりなにがでる』などの造形遊びのシリーズ(アリス館)や、絵と構成を担当した「うたのすきなねこ ララとルル」シリーズ(風濤社)、絵を担当した『ねこはすっぽり』(文・石津ちひろ/こぐま社)などがある。2020年公開のアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』では劇中画を手掛けた。

「2022年 『学校はうたう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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