- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892388781
感想・レビュー・書評
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ガブリエル・バンサン、ベルギーブリュッセル生まれ。絵画学校で長くデッサンを学び、本が世に出たのは50才を過ぎた頃だそうです。
「アンジュール」で描かれたデッサンの世界では、シンプルなモノトーンの世界から深い悲しみがあふれ出ていました。「マリオネット」では反対に老人と少年、マリオネットと少年の表情がいきいきと描かれています。
見世物小屋の中に置かれたマリオネットの舞台。老人の操る人形独特の動きが伝わってきます。思わず微笑む少年の表情がなんとも微笑ましく、読んでいるこちらも楽しくなってきます。
登場する狼に思わずドキリと驚く少年の表情。物語の世界に入り込んだ少年は、思わず人形を”助け出して”しまいます。こりゃ!、そりゃおじさんの商売道具でしょ。最後にはおじさんと二人で手を取り合って歩いていく姿ににっこり。
この本もまた、言葉の無い、デッサンだけの絵本です。物語は読み手の自由。子どもたちはそれぞれの物語を作るんでしょうね。君はどんな物語を作ったのと聞いてみたくなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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コメント、ありがとうございました。
わたしも「マリオネット」読みました。
この人の絵は、見ていて気持ちがいいので好きです。
薦めて下さった...コメント、ありがとうございました。
わたしも「マリオネット」読みました。
この人の絵は、見ていて気持ちがいいので好きです。
薦めて下さったこみねゆらさんの絵本、是非読んでみたいと思います。
こみねゆらさん・・・名前はよく目にしていたのですが、実は一度も作品を手にとったことがないのです。
これを機会に、「ふゆねこ」、読んでみます^^
ありがとうございました2012/09/03 -
「見ていて気持ちがいいので好きです」
ガブリエル・バンサンの絵は、優しく見守っている感じがして好きです。
「「ふゆねこ」、読んでみます^^」...「見ていて気持ちがいいので好きです」
ガブリエル・バンサンの絵は、優しく見守っている感じがして好きです。
「「ふゆねこ」、読んでみます^^」
じ~んとなります。
かんの ゆうこ「四季ねこシリーズ」の1冊で、他の季節は、それぞれ別の画家が手掛けています。北見葉胡の「なつねこ」も良いですよ!2012/09/06
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言葉の無い『絵』のみの絵本です。
最初に書店で見つけた時は衝撃を受け、即購入しました。
読む(見る)度に頭の中で物語ができ、セリフも毎回違くなる楽しみもあります。
マリオネットは少年と人形使いの話で、言葉もないのにホロリとさせられる画力は凄いと思いました。 -
期待、喜び、寂寥、共感。
感情の豊かさをデッサンで伝える。
言葉が失わせるものについて、はたと考えてみる。 -
アンジュールの著者。
おじいさんと子供の交流。
表情の変化が楽しい。色々想像できる。 -
シンプルだけど グイグイひきこまれる 絵本♪
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2016 8/12
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2012/10/22
999||バ (3階絵本)
この絵本には文字がひとつもありません。心のおもむくまま、物語を想像してみてください。
物語を作るのは、この絵本を手に取ったあなたです。 -
文字がないからこそ、伝えられる世界がある。
素敵な本です。