- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892389498
感想・レビュー・書評
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ガブリエル・バンサンの「くまのアーネストおじさん」シリーズは読んだことがありませんでした。この本は、ねずみのクリスティーヌとくまのアーネストおじさんの出会いを描いた本。150ページを超えるデッサンの絵本です。
ぼくが アーネストです
セレスティーヌとぼくが どのようにして
であったのか、ま、そのはなしを きいてください
セピア色のペンによるデッサンからは、たよりなげな赤ちゃんネズミのクリスティーヌの姿と、守り、愛おしむアーネストの思いが、溢れんばかりに伝わってきます。ベットに安らかに眠るクリスティーヌに寄り添うアーネストの姿を見ると、嬉しい涙が滲んでしまいます。
色彩のあふれる絵本とは異なり、素朴だけど確かなデッサンのタッチから、心を伝えられる絵ってあるのでね。
表紙と裏表紙をめくると、一面に愛らしいクリスティーヌのペン画がいっぱいに描かれています。素敵な作品です。淡く彩色された「くまのアーネストおじさん」シリーズも読んでみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵に魅せられる。
文は言葉少なにぽつりぽつりと落とされてくる。
だけど絵が発する言葉はとても豊か。
言葉以上に心を揺さぶられる。 -
ガブリエル・バンサンが好きで好きで。
大人になってから出会った絵本です。間の取り方、というか、絵から伝わる空気がすごく好き。-
「間の取り方、というか」
そうですね!
余白の使い方が巧い。まぁ確かなデッサン力があるから、描かれた絵の瞬間だけじゃなく、その前後の情景をも...「間の取り方、というか」
そうですね!
余白の使い方が巧い。まぁ確かなデッサン力があるから、描かれた絵の瞬間だけじゃなく、その前後の情景をも想像させるからだと思います。2013/03/13
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ママが大好きなガブリエルバルサンの絵本
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5.0
愛情深いアーネストがだいすき -
中日新聞の日曜版に掲載されていたのを見て知った。絵がとっても素敵で、泣けてきてしまうなあ。シリーズものみたいで、成長したセレスティーヌを見るのが楽しみ。
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【えほん読了メモ】 (150805 21:10)
1. ガブリエル・バンサン作、もりひさし訳 『セレスティーヌ 〜アーネストとの出会い〜』/ブックローン出版/1988 Apr 1st/Gablielle Vincent "La naissance de Celestine"
2. ジャネットとアラン・アールバーグ作、佐藤涼子訳 『もものき なしのき プラムのき』/評論社/1981 Feb 25th/Janet & Allan Ahlberg "EACH PEACH PEAR PLUM"
3. デヴィッド・ウィーズナー作、当麻ゆか訳 『かようびのよる』/徳間書店/2000 May 31/Davit Wisner "TUESDAY"
4. 冨成忠夫、茂木透=写真、長新太=文 『ふゆめがっしょうだん』/福音館書店(かがくのとも)/1986 Jan 1st -
絵のタッチがすばらしい。ひとりで生活していた寂しさから、相手ができた喜びが溢れてる。
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孤独なクマが、
捨てられたネズミを拾い、
優しく夢中になり、
愛を育んでいく、
はじまりの物語。