- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784892740053
感想・レビュー・書評
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絵も言葉もとても愛おしかった。
待つことと子どもの成長についての松岡亨子さんの解説が、またいい。
しかし、5歳の娘に読み聞かせる時、作中の歌に咄嗟に変な節をつけてしまったらツボにハマってしまい、「あのへんなうたのほん!」と呼ぶようになってしまった…。
読み聞かせで歌に出くわす時、どうしたらいいのーーー!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【ときを紡ぐ絵本 親子とともに】『まんげつのよるまでまちなさい』 成長を共に「待つ」 (国立音楽大准教授 林浩子)- 産経ニュース
https://www.sankei.com/life/news/170721/lif1707210007-n1.html
ペンギン社
http://penguin-sha.co.jp/syousai_mangetuno.html -
あらいぐまのぼうやは、夜が見たくて見たくてたまりません。
でも何度頼んでも、お母さんの返事は決まって「満月になるまで待ちなさい」。
待って待って待ち続けて、とうとう満月の夜が来て、ぼうやは明るい満月の夜に出ていったのです。。
敬愛するマーガレット・ワイズ・ブラウンの作品。
「すべてのものには時がある」と言ったのは誰だったか、そんな言葉を思い出します。
大人が何度読んでも発見があり、子供にも何度でも読んであげたい、そんな名作です。
ガース・ウィリアムズの絵は、一番最後の満月の夜の場面まで、色を極力控えてあります。白黒と、深いブラウンのみ。
それなのに、雄弁に語りかける力をもつ、お母さんの賢さとぼうやの愛らしさ。
とりわけ、眠りにつくまでお母さんの膝に抱っこされている絵は、あまりの可愛らしさについ笑顔になってしまいます。そして、月の光のもとで踊る、動物たちのなんと可愛いこと。
上質のファンタジーのようでありながら、この世の大切なことを、しみじみと語りかけてくる一冊です。
まつおかきょうこさんの訳は、お話のなかに上手に歌も入れています。
お母さんとぼうやの語る場面も、ただ教育的なわけではなく、リズミカルで楽しめます。
待つことの大切さとその意義を、魅力的な絵とともに教えてくれる絵本など、これ以外に見たことがありません。
子供の欲求のままに与えるのではなく、上手に待つことを教えていくうちに、ぼうやも育っていきます。
内なる「時」と外なる「時」が見事に一致したとき、満月の夜に遊ぶ楽しさもあったのでした。
親とは、母親とはこうあらねばならないと、賢明なあらいぐまのお母さんに頭を垂れてしまいます。
それにしても、ああ、ぼうやは野球のバットをかついで満月の夜に出ていくのですよ!可愛いったらありません! -
とてもとても、美しい絵本です!amazonにいくと表紙を見ることができますので参考にしてくださいね。
あらいぐまのぼうやは、夜を見たくておかあさんにせがみます。
いつでも答えは『まんげつになるまでまちなさい』。
子供には待たなければいけないときがたくさんあります。
そして待つことを乗り越えるときにはとても成長しているのです。
文体はとてもやわらかく、何より絵の素晴らしさ!!
訳をされた松岡享子さんのあとがきも素敵です。
大好きな絵本です。 -
じれったいほど満月を待たされるけど、
子育てって待つことだなーって、実感してる。
繰り返しのリズムを経て、坊やから少年へ成長したあらいぐまが満月の夜に輝くまでのストーリー。 -
良かった
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何度も何度も繰り返される
まんげつのよるまでまちなさい
は、自然と一緒に言ったり、順番に言ったり。
待つ
ということで、じれったさを超えて
ワクワクする気持ちが増していく。
夜もいろんな顔があること、
歌も素敵で、最後のページでは思わず声が漏れました✨
次女が、おやすみなさいフランシスに似てるね
と言った
同じ画家の方だもんね♡ -
ようちえんでかりたほん。
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「月」に。