男の孤独死

著者 :
  • ブックマン社
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本棚登録 : 67
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893088956

感想・レビュー・書評

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  • 他人事ではないので、いろいろ考えるきっかけになりました。

  • 在宅医師の長尾和宏先生の本。

    連絡をとれる子供がいなくて一人暮らしだと亡くなった時に気付いてもらえない確率が高い
    それを防ぐには行きつけのスナックをもつこと 笑

    普段からかかりつけ医を持つことが大事だと言うが、ほとんど医者にかからないので行きつけのクリニックさえない

    同居してしてても、かかりつけ医がいなくて自分や相手が息がなくなった時に警察に通報されるのは嫌だな

  • ふむ

  • いつも臭い
    には笑いました

  • たしかに、男性は女性とくらべて孤独死のリスクは高そう…。
    独居の方が、一人で家で最期を過ごすことは悪いこととは思わない。
    フォーマルであれ、インフォーマルであれ、つながりがあるなかであれば。
    本人が肯定的につながりが作れ、維持できると良いのだろうなぁ。

  • 軸になるのは「いかにして自分が孤独死を防ぐか」という内容で、最終的には「常に3人程度、何もなくてもLINEやメールのやりとりをする相手をつくっておく」ことが一番効果的のようだ。しかし、これは死んでから2、3日は発見されなくても仕方ないことで、1ヶ月も発見されないことがまずいということだ。高齢者になってから普段元気な状態である日突然死ぬ、というのはある意味理想的ともいえるので、人により価値観が分かれるところだろう。

  • 一人で暮すのはいいが、死ぬときは家族に囲まれてた方がいいなぁ。
    趣味もいろいろ作っていこうと思う。

    読書メモ:
    孤独死:自宅で誰にも看取られずに亡くなる。
    孤独死の7割は男性。
    警察が介入すかどうか。
    最期に警察のお世話になりたくなかったら、かかりつけ医を持つ。
    早めに見つめてもらって、かかりつけ医に連絡してもらい死亡診断書を書いてもらえる。

    既婚者の帰宅恐怖症→孤独死予備軍

    脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンというホルモンが脂肪燃焼を促進したり、血管内の壁を修復する。
    アディポネクチンは女性の方が3割多い。
    男性ホルモンのテストステロンはアディポネクチンの分泌を抑制しているという学説もあり。
    テストステロンは穏やかに減少→男おばさん、男性更年期障害
    テストステロンは脳梗塞や心筋梗塞のリスクを半減するという報告あり。
    心のしめつけ(ストレス)、下半身のしめつけ(睾丸の温度を高める)がテストステロンを減らす。

    日本の生活保護の利用率は1.6%, ドイツ、イギリスは1割近い。
    パチンコ、タバコ → 経済困窮 → 周りの人が離れる → 孤立してますますパチンコ、タバコ → 不摂生、病気 → 孤独死
    依存はいいが、依存症はダメ。人はいろいろなものに依存して生きている。依存症は病気(脳内で報酬系が確立した状態で抜け出せない)。
    多動のすすめ、一度に複数のことをする。

    用事がなくても電話やラインができる友人を3人作る。
    習い事を2つ以上。
    スナックは近所の友人を作る社交場。
    ヤクルトをとる。
    ゴミ置き場の女性。
    民生委員。
    子どもとの同居はストレスを生み、寿命を縮める。
    恋のときめき。
    1日10人と話す。

    厚労省は孤立死と呼ぶ。孤独死の呼び方にはネガティブが感情が付きまとう。

  • 孤独死の7割が男性!
    医者としての経験から男の老後についての実態や分析はさもありなんと納得できるところではあるが、要は早く発見して欲しい、解剖台に上りたくない(もちろん出来ればそれにこしたことはないが)ので、そのための自己中心的な解決策の提示に見えてしまうところが、やや残念な気がする。

  • 著者は尼崎で在宅看取りに繋がる往診を中心に活動している医師。
    ジェンダーギャップ111/200位の日本で甘やかされて育ったアラ還の男様らしさ(フラリーマンとかいう家事責任を放棄したクズに対する同情的なまなざしとか、オスは生物として虚弱で貧弱なのだから「せめて生きている間、威張りくさって女性を足蹴にすることくらいは許してほしい」などという言語道断な発言とか)は拭えないものの、経験と持ち前の知性から来る現実認識はまとも(お婆さんはみんな元気、対して生活スキル最低な爺どもは不健康に早死に、等)で、まあ一部だけ鼻をつまみながら我慢すれば充分読めるレベル。
    本題の多死社会に関する分析は秀逸で、悪臭ふんぷんたるニッポンの男様臭さを我慢してでも読む価値はある。

    2018/5/7読了

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著者プロフィール

1958年香川県生まれ。医学博士、医療法人社団裕和会理事長、長尾クリニック院長。東京医科大学卒業後、大阪大学第二内科を経て95年に兵庫県尼崎市で開業。一般社団法人 日本尊厳死協会副理事長・関西支部長。日本慢性期医療協会理事なども務める。ベストセラーとなった『「平穏死」10の条件』(ブックマン社)、『病気の9割は歩くだけで治る!』(山と渓谷社)など著書多数。

「2022年 『完全図解 介護に必要な 医療と薬の全知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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