ビロードのうさぎ

著者 : マージェリィ・W.ビアンコ 酒井駒子

• ブロンズ新社 (2007年4月20日発売)

作品紹介・あらすじ

ある日に、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがいのないものになったうさぎは……。酒井駒子の繊細な絵と抄訳で名作がよみがえります。

感想・レビュー・書評

[ぽんぽんさんの感想 · 2024年4月24日]

本当のウサギって？
愛に　嘘　本当って
あるのかな?

[Robinさんの感想 · 2024年4月17日]

「あんなに楽しかったのに、こんなふうにおわりがくるなんて」
ぼうやと引き離され、燃やされる前の晩のうさぎのつぶやきに泣きそうになった。
ぬいぐるみのうさぎだけじゃない、人間の一生だってそうなんだよ。でも君は“ほんもの”になれて本当によかった。
だけど、ほんとの“ほんもの”は、誰かに愛されていること、必要とされているってことなんだよね。だから、やっぱり君はぼうやと一緒の時の方がもっと“ほんもの”だったのかもしれないね。
でもぼうやはいつまでもぼうやじゃないし、ぬいぐるみじゃなくなった君も限りのあるいのちだから、これでおあいこだね。
“いつまでも”はどこにもないんだよね。

こども部屋の妖精のキスは奥が深い。

[Naotyさんの感想 · 2024年4月15日]

小さい頃から大切にしているぬいぐるみがあるので、皆さんの本棚で見つけて読みたくなった。

ぬいぐるみのうさぎの目が生きてるような優しくて想いのある目で、絵に魅了された。
坊やと遊ぶ嬉しい目だったり、坊やを見る優しい目だったり、悲しい目だったり…。
どのページもイラストを見ただけでグッときてしまう。

図書館で借りたけど、購入して家に飾りたい。

[そうしさんの感想 · 2024年3月8日]

ビロードのうさぎが、ほんものになって、良かった。

[Haccinn502さんの感想 · 2023年12月30日]

古本市で出会いました。
出会えて、手にできて、読めて本当に良かったと思いました。

大人に沁みる1冊です。

[p0coc0さんの感想 · 2023年12月24日]

わたしにも大切にしていたうさぎのぬいぐるみの友だちがいました。嬉しいときも悲しいときも一緒にいてくれたので、子どもべやのようせいがほんとうにいてくれたらいいのにな、と思いました。

絵がとても素敵です。
主人公のビロードのうさぎはとても可愛いです。

1ばんふるくてボロボロで、けれどその目はとてもかしこそうなウマのおもちゃのうさぎへの台詞がとても印象的でした。

この絵本を読んだ子たちはきっと、今そばにいる自分のお友達(おもちゃ)を読む前よりももっと大切にしてくれるようになるんじゃないかなと思います。
すでに大切にしている子は、今よりももっと大切にして、大切にされたおもちゃはほんものになれるんだろうなぁと思います。

ひらがなとカタカナ、漢字(ふりがなつき)、数字で書かれています。

[ナミさんの感想 · 2023年12月3日]

酒井駒子さんの絵がすてきなビロードのうさぎ。愛されたぬいぐるみの悲しい末路が最後に救われる。男の子が、ほんもののうさぎに見覚えがあると感じてくれる所がぐっとくる。

[ひまわりねこさんの感想 · 2023年11月23日]

ぬいぐるみを大切にしているので、大人でも染みるお話です。酒井駒子さんの絵も素晴らしいです。

[イチローさんの感想 · 2023年11月17日]

私がビグロブを始めたきっかけの本。

[りなさんの感想 · 2023年9月29日]

おもちゃは生きてるって子どもたちに思わせるもの？