空のおくりもの: 雲をつむぐ少年のお話

  • ブロンズ新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095299

作品紹介・あらすじ

あるところに、雲から糸をつむいで、布をおる少年がいました。あさの雲から金いろの糸を、ひるの雲からまっ白な糸を、ゆうやけ雲からあかねいろの糸をつむぎます。少年は、かあさんからおそわったとおり、"空のおくりもの"をすこしもらって、ひつようなだけ布をおりました。ある日、少年のすばらしいマフラーをめざとくみつけた王さまが、たくさんの布をおることを命じます。少年は「それはよくはありません」と王さまをさとしますが、王さまは、がんとしてききいれません。しかたなく少年が布をおりはじめると、やがて、空から雲がどんどんへり、雨がふらない日がつづいて…。多くを求めずに暮らすスタイル、自然と共生して生きていくことを伝える、21世紀の寓話。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公に芯がない

  • きれいなお話。最後仲良くなっているのが微笑ましくてよかった。

  • 2021.3.8 特支

  • 読み聞かせボランティアで小学3年生に読みました。

    いるだけつむぎ いるだけおります とんからとん

    このリズムが心地よく、絵も独特な手法で
    描かれています。色のトーンが薄いですが
    教室で前の方に集まって読むくらいだったら
    十分見えると思います。人の表情より、
    自然の表情の変化の方がよく目につくようです。

    今すでに手に入れているのに、それ以上に
    新しいもの、いいものが欲しい、
    自分をよく見せたい、という王様の行動が、

    人は自然のサイクルの中で生かされている、

    ということに気付かされる本です。

    自然から必要な分だけ分けてもらう。
    自分の必要な分を知り、それ以上欲張らない。

    王様とお妃様はそれがわからず。。。

    周りはわかっているのに。。。。

  • 「雲をつむぐ」という言葉がとっても素敵だなって思って

    雲が戻ったあとの虹が綺麗だし、最後のページのふたりもほっこりする

    よく見ると山に表情があってカワイイ。

    くもは空のおくりもの、すこしもらって いるだけつむぎ いるだけ おります

  • 雲で作ったマフラー、どんなだろう。

  • 読み聞かせに。

  • 丘のてっぺんに住む少年は、雲で糸を紡ぎ、布を織ります。たくさん織るのは良くないので、必要なだけ織っていました。ところがある日、王様に命令されて、たくさんの布を織ると、雲は空からどんどん減っていって・・・。(約6分)

  • ★★★★☆
    雲からすこしおすそわけをもらって糸をつむぎ布をおります。
    朝の雲からは金色の糸、お昼の雲からは真っ白な糸、夕方の雲からはあかね色の糸。

    やきぐりみたいなふんわりふわふわマフラーをして市場に行ったら、王さまにマフラーを作れと命令されて。。

    かしこい男の子と女の子が村の干ばつを救います。

    布のような、かわいたようなイラストが印象深い。
    (まっきー)

  • 絵がきれい。物語もシンプルでわかりやすい。マフラー欲しい。

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