しごとへの道1: パン職人 新幹線運転士 研究者

  • ブロンズ新社
4.50
  • (33)
  • (13)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 327
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893097149

作品紹介・あらすじ

新シリーズ、読む「しごとば」が登場!迷って、悩んで、失敗して、自分のしごとをみつけるまでを、コマ割りのコミック仕立てで描いたリアルヒストリー。人生を変える言葉や人との出会いを、子ども時代から取材。しごとへの道はひとつじゃない!カラー16ページ、モノクロ176ページ、合計192ページの充実の読み応え!パン職人・新幹線運転士・研究者の3職業を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 〇キャリア教育の資料というより、「仕事」や「人生」の哲学の本
    〇真っ直ぐに現在の仕事に向けて進んだのではなく、回り道、挫折、たくさんの助言や経験や出会いがあった
    〇読みこんでしまうコミック

    ・パン職人:本行多恵子
     パン職人の朝の仕事
     パン職人になるまでの半生
     6歳の女の子、誕生日に出てくるのは母の手作りのレーズンパン!
     「自分の人生。どこにいたって、やりたいことをやればいいんだよね」
     「あなたにいま必要なのは、自分の好きを知るということ。どんな色が好き、どんな味が好き、どんな景色が好き、どんな言葉が好き、どんな時間を過ごすのが好き。それをいつも意識していきなさい。それはきっと、人生のあらゆる場面であなたの助けになる」

    ・新幹線運転士:四方利一
     新幹線運転士のお仕事
     野球少年が新幹線運転士になるまでの半生
     「うまくいっても、失敗しても、それはどちらも同じように、おまえの人生のすばらしい糧になる」
     新人鉄道社員のあれこれ
     経験を積んで、新幹線に乗務してからのあれこれ
     「あの子の目に、自分はかっこいい大人に見えているかな?」
     初めての新幹線運転、あれこれ

    ・研究者:松田英子
     研究者の仕事
     数字と想像する遊びが大好きな女の子が研究者になるまでの半生
     「よかった!学校に行かなくてもわたしは大丈夫なの。でもね、母さんがイヤじゃないかって、すごく心配してたの」
     「いまのあなたに合わせて自分の将来を考えないで。あなたの将来のためにいまやることをえらばなきゃ」
     「ふしぎに向きあうから、人は未来に向かって力強く生きていけるんだよ」

  • 中高生向けのキャリア教育本かなと、思って読み始めましたが、実在の人物が子どもの頃から今の仕事にたどり着くまでを描いていました。
    何度も挫折しながらも、やりたい仕事を見付けてゆく姿は、仕事とは何か、というより、人生とは何かと考えさせられる本でした。

  • この職業につくためには、というハウツーではなく、実際にその職業の人がどういう過程を経てその仕事についたかを語っている。新幹線の運転士さんは王道のような感じ。紆余曲折のあったパン屋さんや、不登校で周りと馴染めなかった研究者さんなどは、今迷い悩んでいる若者に読んでもらいたい。

  • オススメされて手に取った。予想外の厚み(190ページ)にビックリしたけど、中はほぼコマ割りのイラスト形式であっという間に読了。それぞれ実在のモデルがいます。その人の幼少期から今の仕事まで、どんな生き方をしなからたどり着いたか書かれていて、ノンフィクション的な要素もありました。読みやすいし、生き方としても色々考えさせられるし、とてもいい本でした。
    きっとこれ、もとはカラーですべて書かれているんじゃないかなぁ?白黒になっているのがもったいないなと思いました。

  • 研究者の子が昔は不登校だったけど自分のやりたい事を見つけて仕事をするのがすごい

  • 対象 高学年、中学生
    ふりがな 全部ではない
    まんが形式

    パン職人、新幹線運転士、研究者の三人が、それぞれどういう人生を歩んでその職業までたどり着いたのかを、まんがで読みやすく描いてくれた本。
    それぞれ、最初からその職業を夢見ていたわけではなく、紆余曲折を経てそこまでたどり着いていく様子は、子供よりも大人の方が胸を打つものがあるかもしれない。
    挫折があってもいいし、やりたい事が変わってもいい。
    どうすればいいのか分からない時もあるけれど、まわりの人に助けられたり、色んな縁やチャンスから、三人は自分の仕事に行き着きます。
    実話でとってもリアルでありながら、説教臭くなく、決して完璧ではないそのストーリが、鈴木のりたけさんのユーモアあるイラストで綴られます。

    読み聞かせには向きません。

    そっと、子供の手元に置いてみたい一冊。

  • 心待ちにしてた本…すごくよかった!
    職業のなり方みたいな内容を想像してたんだけど…違った!実際にその職についてる人たちの道のりをコミック仕立てに描かれている。仕事に対する夢、熱い思い、職に就くまでの迷い、寄り道なども丁寧に。
    そして特筆すべきなのは、絵のこまかさ!ほとんどが白黒でコマ割りされていることもあって小さいイラストなのだが、一コマ一コマをじっくり見たくなるほど楽しい絵たち!これだけの本を描き終わるまでとてつもない労力と時間がいるだろうなぁ…とは思うけど…早く2の出版を切望します!

  • 登場人物は3人。
    3人それぞれが今の仕事に就くまでの過程を漫画で分かりやすく描いてある。

    最初は小学生向けかと思ったこの本だけど、就活を控えてる自分にはとても響いちゃった。
    最近なんかスッキリしなくて、自分がどこに向かいたいのか分からないし、でも何か正解があるような気がしていて。

    この登場人物3人とも順風満帆に生きてきたわけではなくて、色んな場所、色んな人、色んな景色をみてここまできたんだなと分かって少し気が楽になった。
    久しぶりに心に響いた本だった。

  • 取組や成果、立場が「しごと」では大切だが、その「しごと」に至る筋道も重要で、まるで旅のように魅力的であることを、イラストを中心で生き生きと描いています。
    人の温かみを感じる作品で、胸熱です!
    次回作が予定されていますが、私は、作者の鈴木先の、しごとへの道を読みたくなりました!

  • しごとへの道はまっすぐじなくていい。まがっても、とまっても、折り返しても、別の道へいってもいい。そんなことを伝えてくれた。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1975 年、静岡県浜松市生まれ。『ぼくのトイレ』(PHP 研究所)で、第17 回日本絵本賞読者賞、『しごとば 東京スカイツリー』(ブロンズ新社)で、第62 回小学館児童出版文化賞を受賞。絵本の作品に、「しごとば」シリーズ、『ケチャップマン』『たべもんどう』(以上、ブロンズ新社)、「ゆうぐ」シリーズ、「ぼくの」シリーズ、『どこちゃん』(以上、PHP研究所)、『かわ』(幻冬舎)、『おしりをしりたい』『おつかいくん』(以上、小学館)、『とんでもない』『ねるじかん』(以上、アリス館)などがある。

「2022年 『ぼくのねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木のりたけの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケ
ザ・キャビンカン...
しおたにまみこ
柴田 ケイコ
ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケ
くすのき しげの...
しおたにまみこ
ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×