女の四期: 娘、妻、母そして女とは

著者 :
  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893760876

作品紹介・あらすじ

本書では、複数の女性の筆者によって"女"というものがまさに生に、ダイレクトに語られている。だから、女性はもちろん、男性の読者が読めばそれ以上に生の迫力に圧倒されることだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 特に 妻について の部分。私の気持ちを書いてるのかと思った‼︎ そうなのよ〜って聞いて欲しかった気持ちが本当に見事に分析されていて…。

    読みながら、やっぱり今私がしてきたことは間違ってないって確信できた。

    小さい頃から親からなんとなく女はこんな感じの一生って概念を植え付けられながら大きくなり、でも学校では男女関係なく勉強して、男子にも負けないだけ努力してきた。だから大きくなるにつれいつももやもやした気持ちが渦巻いて…。
    社会人になり、まさに男社会に飛び込んだ私は、男性の嫉妬深さに辟易し、立ち向かっていくだけの覚悟がなかったから仕事を辞め、結婚した。そんな男社会の中で戦っていた先輩はとっくに管理職。家庭、仕事見事に2つを手に入れてる。もちろん、まわりの助けがあるという恵まれた環境があったから、手に入れられた物だけど。
    私は転勤族の主人ということもあり、なかなか難しい環境だったけど、やはり子どもが大きくなるにつれて、私を評価して!って気持ちがだんだん強くなった。それは他人からされないと満足できない物。
    妻を頑張り、母を頑張っても、なんかつまらない…そのとおり!その気持ちを解決してくれるのは、子どもの成長、夫からの労いの言葉だけではないのだ。妻、母、女としての私を見てもらえないと満足は得られないのだ。

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著者プロフィール

作家、慶應大学文学部教授

「2015年 『DIARY 母と庭の肖像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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