- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893840479
作品紹介・あらすじ
東南アジアへの関心が広がっている今日、大東亜戦争をはさむ百年が、日本とインドネシアにもたらした変化と変らぬ日本人のインドネシア観を明らかにし、これからの両国間の関係を考えるために不可欠な視点を提供する。
感想・レビュー・書評
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戦後直後―かなりの日本の武器・弾薬がインドネシア側に渡った
日本人がインドネシアの独立闘争に身を投じた
正規の国交がなかったにもかかわらず、東南アジアの割合が対アジア貿易の6割以上(1950)
国民党 アリ・サストロアミジョ首相:スカルノの同志
バンドン会議―日中参加
・アジア諸国に仲間入りし、西欧とのかけ橋になる
・アジア各国とくに中国の考え方や動きを現実にみられる
・アジアに統一的な空気ができ、日本が苦しくなるようなことはない
・インドネシアとの賠償交渉に関しての問題など関係改善
反共産の意識低い←米国反発の恐れ
日イ間の国家関係という個別的なレベルでみるならば、具体的な点での成果をみなかった。バンドン会議を開催したインドネシアにプラスイメージができた程度。
日イ国交樹立(1958)
日イ賠償
スカルノは経済低迷、外島の反乱を不安視
西イリアン問題―日本インドネシアを支持
マレーシア紛争(1963~)
スカルノ:イギリス帝国主義の傀儡国家だと避難
日本、インドネシアの国連脱退を辞めるよう説得
マレーシアとの間に平和協定(1966)
国連復帰(1966)
ASEAN(1967)
都市知識人・イスラム勢力
→経済外国依存、強権のスハルト政権、それを支える日本に批判的
日本の経済進出に対する憂慮・批判
格差拡大―開発経済の矛盾
田中首相のインドネシアの訪問→暴動(1月15日事件)
東ティモール併合
日本支持
ポルトガルの責任不履行によって、東ティモール内の武力闘争が激化しており、インドネシア介入もいたしかたない詳細をみるコメント0件をすべて表示