螺旋の素描 (POE BACKS Babyコミックス)
- ふゅーじょんぷろだくと (2009年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784893935908
感想・レビュー・書評
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やわらかで独特なタッチの絵が綺麗だし【和】な時代背景にすごく合っててすごく好き。内容はちょっと浮世離れしたどことなくふわふわした、そして、各ストーリー余韻をはらんで終わるその雰囲気が良い。とにかく表情が豊かでぽってり色気があったかと思うと狂気をまとっていたりして描き方の上手い方だなぁと思います。非blの高杉晋作愛人のおうのなど幕末の人物を描いた【梅鴬繚乱】の続きも読まなきゃ!
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同人誌の再録+書き下ろし。
大正~昭和が舞台の、一流の娼婦を母にもつ少年(男娼)の話。
友だちの薦めで読んだので、それ以上の推薦文句が思いつかず、なんかうまいこと言えませんが。笑
完成度が高いというか、よく練られている漫画だと思います。登場人物もそれぞれちゃんと立っていて、脇キャラもそれぞれ魅力的(たんにかわいいとかじゃなくて、人間性で好感が持てる)だし、あと友だちも言ってたけどエピソードの扱いがうまい。ほんと、よく練られているなーって感じです。
主人公の蛸さんも魅力的ながら、途中で出会う女の子(タマ子)がいい。この二人のコンビが好きだなあ。「今悟った」…ラストにもつながるこの言葉、先生がどんな意味で言っていたのかが気になります。
(20090606)旧ブログより転載 -
初めて読んだ会田薫さん作品。 とても雰囲気のある絵柄で、丁寧な作風が素敵。
でもいまの好みからはハズれてるかなぁ…残念(´・ω・`)
最近は、余韻を楽しんだり行間を読んだりする作品より、スパッとした読み味が好きだ。
でも設定は、私の好きな遊郭の話。 人形遣いの話も素敵だった。 -
凄く色気のある絵柄。目の表情が素晴らしい。男性としての機能を持たない下半身を抱えて男に体を売る夢二の感覚を想像すると、ひたすらに哀しい…。
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これを買おうとして、間違えて「刺青の男」を
買っちゃったことを思い出した。 -
絵が雰囲気あって何描きたいかはっきりしてる感じに好感。
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作画にこの星の数。
漫画読ませてやるっていうストーリーではない。
美術で出品してるような。 -
絵と雰囲気がド壷にハマった。
ただ、構成とストーリー運びが完成しきっていないように思うのです。感情も伝わりきらない。この絵柄と独特の空気のままで、今後ストーリーの完成度ががもっと上がったら、と願います。空気は本当に大好きでした。
遊郭設定好きの私には最高の設定でした。
あの閉塞感とフェロモンがたまらんのです。
P.S.あの蛸の着物が欲しい -
きっとこのひとの頭の中には書きたいことがぐるぐるしてるんじゃないかな、って思った。感覚的には伝わるんだけど漫画として分かりにくい。でも次コミックス出したらまた買っちゃうと思う!