「ナルニア国」への扉~C・S・ルイス (名作を生んだ作家の伝記シリーズ 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894234833

作品紹介・あらすじ

不朽の名作「ナルニア国物語」を生んだC・S・ルイスの生涯を描いた伝記。

感想・レビュー・書評

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  • 4-89423-483-1
    C8023\1600.

    名作を生んだ作家の伝記 2
    「ナルニア国」への扉
    ~C・S・ルイス~

    2006年4月 初版第1刷発行

    著者:ビクトリス・ゴームリー.
    訳者:奥田実紀
    発行所:株式会社文溪堂
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    カバー裏扉より
    作品は知っているけれども、意外と知られていない名作の原作者の生涯と作品に込められた思いを紹介する伝記シリーズです。
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    もくじより

    はじめに
    ぼく、ジャックだよ
    家をはなれて
    最大の喜び
    戦争
    ムーア夫人とルイス氏
    何かを探して
    最後の階段をのぼる
    キリスト教を守るために
    ナルニア国へ
    ナルニア探検
    喜びと奇跡
    影の国へ旅立つ

    ルイス年譜
    ------------------------
    この物語を描いたひとは
    男性で 北アイルランドの首都ベルファスト(タイタニック号を造船した町)で生まれた。
    1898年11月29日
    父親はアルバート・ルイス
    母親はフローラ

    子どもの頃兄弟で物語を作って遊んだ。
    10歳で母親を亡くし、その年に父親の元を離れ寄宿舎のある学校へ
    学生時代は恵まれてはいなかった
    戦争にも行き、戻った学校、で学位をとった。兄との関係は良かったが父親は精神的な頼りにはならなかった。

    ナルニア まだ最初の2つだけだけど 彼の人生をなぞる様な部分もあり、宗教に対して非常にまじめというか、彼の持つ弱さを保護するに足りる理由を求める気持ちが強かったように感じる。友人や自分の経験を経てそれを受け入れるがそれまではかなり抵抗感があったようだ。

    死の感じてからの有り様もナルニアの物語がいくばくか彼の助けになっていると思うし、それができたのは彼がなかなか受け入れられなかった宗教の力なのかもしれない。
    これを読んでから ナルニアの物語を読んでみると最初の時とは違う気がする。
    子どもは理解することに苦しむことなく、飲み込むように世界に入り込み受け入れるんだからすごいものだ。
    大人になってからだけど、出会えてよかったな~。

    -----------------------------------
    トールキンとは交流があり彼の作品を評価していた。
    少年時代 ジュール・ベルヌ HGウェルズのSF小説を読んでいた
    ジョージ・マクドナルドのファンタジー小説

    児童書はジャックが自分の中にある子どもの部分を失わなかったためできたことで。ジャックもウォレンもずっと児童書を読んでいた。ケネス・グレアム「たのしい川べ」

    ※ 繊細はメモへ

  • 2008/9/20 〜 9/26 
    「ナルニア国」への扉 − C・S・ルイス   (名作を生んだ作家の伝記)

    『カスピアン王子のつのぶえ:ナルニア国ものがたり−2』が話題となり 映画館で見たのがきっかけで、 映画 『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』もTVで見ました。
      ⇒ Myあれこれブログ
    なかなか おもしろい! というわけで、原作本を 1,2 と読みすすんだところ。
     ⇒ Myブログ 『ナルニア国ものがたり』 1,2 を読む

    さて、人気童話(児童書)「ナルニア国」シリーズを書いた C・S・ルイス ってどんな人?
    C・S・ルイスの伝記 を読んでみましょう!

    クライブ・ステープルス・ルイス (Clive Staples Lewis)、 呼び名は ジャック
    1898年11月29日 - 1963年11月22日 ベルファスト生まれのアイルランド人。
    イギリスの学者、小説家。

    無神論者だったジャックは30歳にして、キリスト教の神を信じる ようになる。
    ・・・私にはよくわからないが、それはとても重要なことだったようだ。
    そうなると、神への信仰はとても深いもので、大学の先生(講師〜教授)をしながら 神についての 多くの本を書いている。

    ジャックは多くの作家と親交があり、仲間の会合で執筆中の原稿を読みあい、批評しあって 作品を書いている。
    へ〜、作家って 一人 こもって執筆する もんだと思っていたから 驚き! 

    50歳ごろから 子供向けの本 を書き始め、「ナルニア国」が生まれた。 
    他の児童文学作家と違って、ジャックは子供好きでもなかったし、空想的な面もなかったらしいので、子供の本を書き始めたときには 周囲はびっくりしたらしい。
    ところが、ジャックは子供の頃からとても想像力の豊かな子供で、6歳の頃にはもう お話や劇を書いたと言う。 
    そのころからの空想の蓄えが きっと後年の本に生きているのだろう。
    ・・・だが、伝記を読んで 宗教の臭い・・をかいだ今となっては、ナルニア国の輝き にも偏光がかかってしまった〜〜〜。

    「ナルニア国」は、多くの子供に愛され、ジャック宛の手紙には 「アスランと一緒にナルニアで暮らしたい」 という内容も多いとのこと。
    アスランは、神! 神に守られた平和な国で 永遠に過ごせたら〜。

    内容
    第一次世界大戦への参戦、ムーア夫人との出会い、キリスト教への篤い信仰、そして、ファンタジーの不朽の名作の執筆…。
    「ナルニア国物語」を生み出した作家C・S・ルイスの生涯を描いた伝記。

    著者: C・S・ルイス
    カリフォルニア州生まれ。ポモーナ・カレッジ卒業。少年少女向けの人気書籍を多数執筆。マサチューセッツ州在住。

  • ナルニアを読んで、そういえばルイスについて何も知らないなー、と思ったので。

    幼い頃の母の死、気難しい父とのすれ違いや、慣れない学校に軍隊での厳しい生活。
    ルイスはの人生は、大変辛い出来事が多いです。
    それでも決して屈折することなく、最後まで優しく温かな人だったようです。


    個人的に、トールキンがナルニアをくだらない、と徹底的に非難していたことが驚きました。
    ゼロから物語を作っていくトールキンにとっては、自分の想像した世界を自由に描くルイスの考えは、理解し難いものだったのかなぁ。

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