「赤毛のアン」の島で: L・M・モンゴメリ (名作を生んだ作家の伝記シリーズ 6)

著者 :
  • 文渓堂
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894235793

感想・レビュー・書評

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  • 2020年3月8日 追記 
    こちらをご覧ください。あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
     → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1466.html
        ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~
    「赤毛のアン」の著者 ルーシー・モード・モンゴメリー (Montgomery,Lucy Maude 1874年11月30日 - 1942年4月24日)のことが知りたい!

    モードが生きた19世紀後半から20世紀前半は、文明が激変する時代です。
    電気も水道もないすべて手作業の暮らしから、次第に電気が普及、鉄道が開通していく頃。
    私達が、本などで憧れる「アンの暮らし」は、家事を担当する女性にとっては厳しいもので、今の私には到底できそうもありません。

    当時は、女性は普通の主婦(女性に学問はいらない!)以外の生き方を選ぶことは、厳しかったのですが、
    モードは子供の頃から文章を書くことが好きで、早くから作家になることを目指し、なみなみならぬ努力をします。
    10代の頃から、たくさんの文章を書いて新聞などに投稿していました。
    『赤毛のアン』(原題: Anne of Green Gables)が苦労の末出版でき、大ヒット!
    時代を超え 世界中の多くの人の心を捉えて話さない魅力的な話ですね。

    モードは自然が好きで 生まれ故郷カナダ東部プリンス・エドワード島を愛しています。
    生涯いろんなところに移り住みますが、人生の節目では、故郷に戻って暮らしています。
    この本を読むと、残念ながら、アンほど家族には恵まれなかったようですね。

    モードは、自分の体験や考えを「赤毛のアン」にたっぷり盛り込んでいます。
    ただ、モード自身は、アンの1作目以外は、それほど愛着がないようで、シリーズ途中ではアンに飽きてしまったそうです。

    『赤毛のアン』を気に入って、シリーズを読破しようと思ったけれど、モードが楽しんで書いた別な本を読んだほうが良さそう! 
    特に、読みたいのは 「エミリー」シリーズです。 

    2014年4月からの TV NHK 朝ドラ 「花子とアン」でこの本のことを思い出しました。
    9/27に、放送は終了しましたが、「村岡花子」関連の本は、大人気のようですね。

    http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1786.html
    2014/6/1 「赤毛のアンと村岡花子」 〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」

    この本は、2008年〜2009年に読んだらしい。
    2014/09/29 もう一度、読むことにしました。
    2014/09/29  予約 10/2 借りて読み始める。10/3 一気に読み終わる。

    この本の文章に 豊富な写真が追加され、レイアウトが工夫された本が新しく出たので読みました。

    内容 :
    作品は知っているけれども、意外と知られていない原作者の生涯と作品に込められた思いを紹介する伝記シリーズ。
    世界中で愛される「赤毛のアン」を生んだ作者L・M・モンゴメリの伝記。

    著者 : 奥田実紀
    1966年宮城県生まれ。コピーライター、編集者を経てフリーライターに。
    日本スコットランド協会会員。
    著書に「タータンチェックの文化史」「スコットランドタータンチェック紀行」など。

  • モンゴメリーの一生が良く分かる、「アン」の続編は書きたくなかったのね〜

  • 「赤毛のアン」が生まれた背景が分かりました。
    様々な体験が、赤毛のアンに生かされていたんですね。
    また、赤毛のアンを読み返したくなりました。

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著者プロフィール

奥田実紀 宮城県仙台市生まれ。コピーライター、編集者をへてフリーライターに。1992~93年、小説『赤毛のアン』の舞台となった、カナダのプリンス・エドワード島に、小さい頃からの夢を果たし滞在。その体験をもとに書籍を出版、雑誌記事も執筆。新聞・ラジオ出演、カルチャーセンター等での講演会も行なう。タータンの著書に『タータンチェックの文化史』(白水社)『スコットランドタータンチェック紀行』(産業編集センター)『図説 タータンチェックの歴史』(河出書房新社)がある。

「2021年 『すてきなタータンチェック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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