陰月のヤジリ (HJ文庫 と 1-1-1)

著者 :
  • ホビージャパン
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894254589

作品紹介・あらすじ

サノカタとユツキの兄弟は、客人(マロウド)を迎えた。すでに廃村と化し、滅びかけた村に流れ着いた少女と、その兄。少女サナの掌には、サノカタと同じ紋章の刺青が刻まれていた。互いに滅びを迎えつつある村それぞれに語り継がれた伝承。サナは自らを儀式の贄とするため、サノカタに殺されに来たのだった。使命に殉ずることに疑問を抱くユツキとサナの兄タジヒ。愛し合い信じ合い、想いはそれぞれに交錯する。滅亡の古代神話ロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 1冊完結。
    古代をガチに舞台にした、他に読んだ事の無いユニークなライトノベル。著書は児童書で実績のある方。ギャグとか萌えとか会話だけで進むページとかラノベらしい文章術要素がほぼ見えない。

    それぞれ秘密を隠した登場人物達が謎の儀式に向かって、ミステリー的に描かれていて、それが古代人の思考をベースにされて描かれているので、かなり不気味なテイストでした。

    ラストは何があったのか分からない。起こった事の真実を話しているのだろうか?もしかしたら…、と思わせる。

  • 古代の、多分何かの神話をモチーフにした話なんだろうけど。
    私にはものすごく難しかった。と言うか読みづらかった。

    時海さんの他の作品は割と読みやすかったのにな。

  • 久々に古代ものを読みました。
    私的にはもうちょっと物語に刺激が欲しかったかな。
    挿絵がとにかく綺麗でした。

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著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2022年 『×××HOLiC  映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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