- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894254589
作品紹介・あらすじ
サノカタとユツキの兄弟は、客人(マロウド)を迎えた。すでに廃村と化し、滅びかけた村に流れ着いた少女と、その兄。少女サナの掌には、サノカタと同じ紋章の刺青が刻まれていた。互いに滅びを迎えつつある村それぞれに語り継がれた伝承。サナは自らを儀式の贄とするため、サノカタに殺されに来たのだった。使命に殉ずることに疑問を抱くユツキとサナの兄タジヒ。愛し合い信じ合い、想いはそれぞれに交錯する。滅亡の古代神話ロマン。
感想・レビュー・書評
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1冊完結。
古代をガチに舞台にした、他に読んだ事の無いユニークなライトノベル。著書は児童書で実績のある方。ギャグとか萌えとか会話だけで進むページとかラノベらしい文章術要素がほぼ見えない。
それぞれ秘密を隠した登場人物達が謎の儀式に向かって、ミステリー的に描かれていて、それが古代人の思考をベースにされて描かれているので、かなり不気味なテイストでした。
ラストは何があったのか分からない。起こった事の真実を話しているのだろうか?もしかしたら…、と思わせる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古代の、多分何かの神話をモチーフにした話なんだろうけど。
私にはものすごく難しかった。と言うか読みづらかった。
時海さんの他の作品は割と読みやすかったのにな。 -
久々に古代ものを読みました。
私的にはもうちょっと物語に刺激が欲しかったかな。
挿絵がとにかく綺麗でした。