ひいおじいさんと盗賊の話 (チャペック童話絵本シリーズ)

著者 : ヨゼフ・チャペック 関沢明子

• フェリシモ (2009年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[羊さんさんの感想 · 2013年9月16日]

チャペックの絵童話シリーズのひとつ。泥棒たちの仮面パーティーに入り込んでしまったおじいさんが、機転を利かせて危機を脱出！
どいかやの描くおじいさんが、まんまるでかわいい。

[kokkomameさんの感想 · 2011年9月23日]

今は亡きひいおじいさんの武勇伝。９８歳でころころ太っていて、顔はテカテカだけど、働き者で、風格があって、頼もしい！そんなひいじいさんが、ある日、盗賊の仮面舞踏会に迷い込んでしまった！盗賊たちに笑いものにされ、辱められるも・・・
どいかやのイラストが可愛い、装幀も凝っていて、内容は低学年向けだけど、文字の大きさとオシャレさで高学年むけか？

著者プロフィール

1887年、オーストリア＝ハンガリー帝国下のフルノフに生まれ、1945年、ナチス・ドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所に没する。プラハ工芸美術大学で学んだあと、画家、物語作家、エッセイスト、装幀家として活躍する。弟カレルとの「チャペック兄弟」としても、現在に至るまで世界各国で愛され、高い評価を受けている。
邦訳されたおもな著作に、『ヨゼフ・チャペック エッセイ集』（飯島周訳、平凡社、2018）、『こいぬとこねこのおかしな話』（木村有子訳、岩波少年文庫、2017）、『チャペックの本棚 ヨゼフ・チャペックの装丁デザイン』（千野栄一訳、ピエブックス、2003）、『園芸家12カ月』（カレルとの共著、小松太郎訳、中公文庫、1996）など多数がある。

「2019年 『独裁者のブーツ イラストは抵抗する』 で使われていた紹介文から引用しています。」