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- Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894348059
作品紹介・あらすじ
「金融市場を、公的統制下に置け!」サブプライム危機を、金融主導型成長が導いた必然的な危機だったと位置づけ、"自由な"金融イノベーションの危険性を指摘。公的統制に基づく新しい金融システムと成長モデルを構築する野心作。
感想・レビュー・書評
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日経日曜書評
資本主義の型は、米英型、欧州大陸型、日本型に分けられる。
1980年代以降、金融が経済全体をリードするかごときの状況が、政治的にも学問的にも展開されていた。金融イノベーションは進んだが、作り出された商品は、複雑で当事者以外中身がわからない、つまり価格の妥当性が評価できないまま取引された。その結果、市場本来の機能が発揮されぬまま、リスクが世界に広がった。
市場機能に万全の信頼をおき、政府の介入を極力排除しようとする米国型に対峙。しかし、本書のいう政府による規制の強化というアプローチが最適であるかは、検討が必要である。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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