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- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894349254
作品紹介・あらすじ
『古事記』に記された「共生」=「とも生み」。日本の歴史と文化の基層につながって存続してきた「鎮守の森」は、聖なる場所でありながら人々の集まる場所であり、自然と神と人の接点として、"人間と自然との共生"を象徴してきた。
感想・レビュー・書評
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様々な講演内容や関連する小文をいろいろ集めたもの。
内容も話す対象相手も口調も様々で、重複部分も多いが、平易な言葉で繰り返される内容から上田の言わんとすることは掴みやすい。
鎮守の森という概念に表されるように人々は森を神として祀り、守ってきた。森とともに生きて暮らしてきた。
自然の、神のおかげで人間は生活している。
神は願い事をする相手ではなく平穏であることを感謝し、畏怖すべき相手なのである。
それを忘れたことからいわゆる環境破壊や自然とのアンバランスが生じ始めた。
熊楠のエピソードや出雲の神々、裏日本という表現など頷かされることがちりばめられている。
そうでない部分を差し引いても大事なことがたくさん詰まった本である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強になりました。
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森やら杜やら盛りだくさんでしたよ
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