なぜ、「会社の数字」は達成されないのか?―ランチェスター経営社長のための実行計画書作り

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513365

感想・レビュー・書評

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  • ランチェスター戦略のポイントをざっと解説してくれる1冊。
    弱者の戦略と強者の戦略を理解できます。

    経営を構成する大事な要因8つの概要がわかります。
    1.商品戦略
    2.営業地域戦略
    3.業界と客層戦略
    4.営業戦略
    5.顧客維持戦略
    6.組織戦略
    7.資金・経費戦略
    8.仕事時間戦略
    です。

  • 全1冊

  • ・社長の性格が経営規模を拡大することに関心が強い「量の拡大型」かそれとも経営内容をよくすることに関心が強い「質の充実型」かが、会社の将来に少なからず作用する。・利益性を良くするには、営業経費をできるだけ少なくすること。営業の「移動時間」「社内業務時間」を減らし「お客時間」「面談時間」を増やす。・弱者は、小規模1位主義。部分1位主義。・限りある経営力で強い業種や客層を作るには、不得意なものは切り捨て、最も得意な業種や客層に目標を絞ること。・お客に不便をかけたり、2度手間をかけないようにする。お客には感謝を態度で示し、好かれて気に入られるようにする。お客が思っている以上のサービスや役に立つことを実行して、お客から信頼されるようにする。

  • 同じ著者の別の本
    "「ランチェスター経営」であなたの会社が強くなる"
    の後に読んだため、個人的には新鮮味には欠けた。
    当然ですが。。。

    タイトルの「なぜ」に対する「なぜなら」の解はない。
    むしろサブタイトルにある
    「社長のための実行計画書作り」
    をかなり具体的にサポートしている感じ。

    対象としている読者は、
    ランチェスター的"弱者"に属する会社の社長。
    社長に対して
    「勉強しろ。身の丈を知れ。考えろ。働け。」
    というメッセージが、表現を変えながら繰り返される。
    従業員は誰も言ってくれないだろうから俺が言おう、
    という感じ。
    実際の社長が読むことを想像すると、
    好き/嫌いがはっきり分かれる本だと感じた。

  • とても具体的で、今日から実行にうつせる本。

    1現実に即した計画を立てる
    2毎日12時間半の仕事計画を立てる
    3一年間続けると、仕組みが30個ほど出来上がる

    一年で十分元が取れることが実感できるだろう。

  • 「なぜ?」というタイトルへの答えは、業界リーダーの戦略を真似てしまうから。という感じだけど、この本の主題はそこでなく、それに対して下っ端企業がとるべき対策(本の中では「戦術」)。

    ランチェスター経営という、いわゆる選択と集中をしなきゃいけないんだよ、という話で具体的に中小企業の社長がとるべき行動が書かれてるので、チェックリストとしていいかも。どのぐらい力を入れるべきかという数字も散りばめられてる。ただ、数字が具体的すぎていて(○○に75%力をかけるべき、とか)、そこまで汎用化するのはちょっとやりすぎじゃないのという感じがした。

  • 著者はランチェスター経営で有名なコンサルタントの竹田陽一氏。

    本書は「社長のための実行計画書作り」というテーマで
    書かれています。

    会計中心の「経営計画書」ではなく、
    「社長の実行計画」という視点で、
    しかも3ヶ月単位に落とし込むという考え。

    非常に分かりやすく、中小企業の経営者にとって
    とても参考になる本だと思います。

  • タイトルにある「なぜ達成されないのか」について知りたい方には合わない。この本は「なぜ」」ではなく、達成させるために「どうしたら」良いかが書かれている書籍だ。whyではなくhowなのである。ランチェスター経営に基づいた経営計画書の必要性と書き方が書かれているので、そのような内容について知りたい方にはお薦めできる。

    しかし、タイトルと中身が違うので評価は2とする。
    ネットで本を買うことが多い立場としては辛い。。。

  • 栢野克己氏の師匠で、ランチェスター経営(株)の代表。竹田陽一先生が『従業員30名以下、特に15名以下の小さな会社の社長』に向けた経営計画書作りの為の一冊。

    【経営理念とは】
    経営理念を掲げるには「経営」と「理念」それぞれの意味を正しく理解することから始まる。

    【経営を構成する大事な要因】
    どのような経営内容にするか、将来どのような状態になっているのか、そのほとんどが、事業に対する『社長の願望や熱意』によって決まる。

    【戦略】
    1.商品計画
    2.営業地域計画
    3.業界・客層計画
    4.営業計画
    5.顧客維持計画
    6.組織計画
    7.資金・経費計画

    【客層の戦略】
    地域別の人口データを集めて、1歳ごとのグラフを作る。

    【組織戦略】
    仕事をする人同士の人間関係がもっとも重要と思ってしまうと、お客づくりに対して関心が薄らぎ、確実に業績が悪くなっていきます。

  • 200910/経営計画を立てる時は「どういう方法で新しいお客を作り出すか」「どういう方法で、作ったお客を維持していくか」といった営業対策に最も力を入れるべき/多くの人は悪戦苦闘をして高い実績を出した後でないと、自分独自の考え方が持てない:だから経営理念は「当分の間空白にしておく」と、勇気を持って正直に書けばいい/経営を構成する大事な要因は8つ:商品対策・営業地域対策・業界と顧客対策・営業対策・顧客維持対策・組織対策・資金経費対策・仕事時間対策/ウエイト付けは「営業7分に商品3分」/「お客時間」「面談時間」だけが唯一、粗利益を生み出す可能性を持っている/弱者の戦略⇒/①小規模1位主義、部分1位主義の実行/②強い会社とは違ったやり方の差別化をする/③強い会社とは戦わず、勝ちやすいものや1位になりやすいものを目標に選ぶ(競争目標と攻撃目標の分離)/④勝ちやすいものを発見するために対象物を細分化する/⑤自社の強みを重視し、弱みは切り捨てる/⑥エンドユーザーへの直接販売を重視する/⑦営業はお客に対して直接的な働きかけを重視する/⑧営業地域は近いところをより重視し、地域の範囲は狭くする/⑨実行目標は1つに絞り、個別目標達成主義を重視する/⑩目標には1位になれるだけの経営力を集中して投入する/⑪経営のやり方には過去の習慣にとらわれることなく、思い切った革新を加える/⑫経営のやり方には見えを張らず、実質主義を重視する/⑬競争条件の不利な会社の社長や後継者は、長時間労働を実行する/⑭自社の経営情報を他社に知らせない。隠密戦の実行/時間をかけ、苦労して経営計画を立てる目的は「利益性を高めて良い会社にするため」/重点商品の「用途や性質」と「社長の性格や好み」を一致させる/市場規模が小さい重点商品を手がける/「シンデレラ商品」:営業には全く力を入れていないのに時々注文が入る/

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著者プロフィール

ランチェスター経営(株)代表。福岡県久留米市出身。福岡大学経済学部を卒業後、建材メーカーに入社。 経理を3年、営業を3年経験したあと、28歳のときに企業調査会社に転職。中小企業の信用調査と、倒産会社の取材を担当。営業面では入社3年で九州地区1位、5年で全国1位になる。ランチェスター法則との出会いは35歳の時、福岡駅前で開かれたセミナーに参加してから。以来、経営戦略の研究に取り組むとともに、経営を構成する8大要因の1つひとつに、ランチェスター法則の応用を始める。44歳の時、独立してランチェスター経営を創業。講演で全国を回り、合計4300回にのぼる。F・ランチェスター先生の墓参りにイギリスまで行き、原書を手に入れて翻訳。これまでに渡英計7回。趣味は物理と音楽。著書多数。詳しくはアマゾンで検索。サイトは「竹田陽一」で検索。

「2016年 『小さな会社の稼ぐ技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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