「オトナ脳」は学習できない! (Forest2545Shinsyo 37)

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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894518377

感想・レビュー・書評

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  • リラックスしてイメージするのが大事。脳の扱い方の本。苫米地本は似たような内容多いが、サブリミナルに効いてくると思っている。

  • 「クリティカルエイジ」がなぜ存在するのか?

    バイリンガルは二重人格でも語られていたが、言語の習得は人類が生存可能性を高めるために、人格が固まるある年齢以降は二つ目の言語を習得しないように「脳」がガードをかけていることにより、難しいものになっていると繰り返し説明されている。

    日本人であれば日本語を話すときに活性化される「脳のネットワーク」、これを日本語脳と読んだ場合、このネットワークを活性化させずに、新たに「英語を使うネットワークを作る」学習過程を経ることがクリティカルエイジを克服することになると著者は語る。

    しかし言語に関して複数のネットワークを作ることは、もう一つの人格を自分の中に作るリスクを負うことにもなる。

    現代は人格が複数になった場合に得られる便益(複数の視点を持つ、情報の取得における優位性など)が多重人格になるリスクよりも大きいため、学習することは非常に有意義だと本書では述べられている。

    著者の苫米地英人博士自身もバイリンガルであり、自分の中にある別人格を楽しんでいるようだ。

    以前の著書で「多重人格」が新たな現代人の病になるだろうと予言されていたが、その事実を知り、楽しむことこそが特効薬になるのだろう。

    いつもの著書では新たな視点、知識を提供される苫米地博士だが、今回は以前発行された「50倍頭の回転を速くする」の加筆、改訂版であるため、残念ながらそのような内容は読み取れなかった。

    以前に読んだことがある方は読む必要がないという意味で星3つを付けさせてもらいました。

著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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