投資は頭だ!

著者 : 大竹愼一

• フォレスト出版 (2010年12月3日発売)

感想・レビュー・書評

[KSKさんの感想 · 2011年8月30日]

為替・個別株・金・先物などについて総論・各論を展開してくれる。一般的に言われているセオリーとは真逆な持論も多々あり、視野を広げるには有用だ。日本の政府・企業の金融音痴なことも良くわかる。

[shssknnnさんの感想 · 2010年12月8日]

地方経済の没落や自動車産業の衰退、中国バブルの崩壊などうなづける内容が多い。貸金業法や民主党がいかに経済にダメージを与えているかもよくわかる。簡単に読めて、発見や考えさられることが多く、一読の価値あり。ただ、債券畑の人間として、生保に対するコメントにはうなづけないなぁ。

[たいちさんの感想 · 2010年12月5日]

2012年～2015年を目処に日経平均４０００円となる。リーマンショックとギリシャショックを的中させた敏腕ファンドマネージャーが語る今後のマーケットシナリオである。著者の投資への考え方は鮮明で納得性があり、２番底がやってくることを本当に予感させられる本である。安全資産は債権だけではない。株もリスク回避資産であるということを本書で勉強させていただいた。重要なのはシェアではなく、不況でも利益を出せるビジネスモデル。そんな企業を私は探していきたい。

著者プロフィール

日・米・欧で活躍するファンドマネジャー。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了後、ドイツ・ケルン大学、イギリスLSEに留学。野村総合研究所研究員、ロンドンのチェース・インヴェスターズ、ニューヨークのAIGグローバル・インヴェスターズを経て独立。欧米ファンドのグローバル株部門でトップクオーターを続ける成績をあげる。これまで訪問した日米の会社は1500社を超え、その徹底した現場主義には定評がある。著書に『ブレないトランプが世界恐慌を巻き起こす』他多数あり。

「2019年 『米中壊滅』 で使われていた紹介文から引用しています。」