産霊山秘録 (ハルキ文庫 は 1-10)

著者 : 半村良

• 角川春樹事務所 (1999年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[papadasさんの感想 · 2005年8月11日]

30年近く前に読んで、一発で半村良のファンになりました。スケールの大きい伝奇ロマンは今読んでも面白いはず。戦国自衛隊だけぢゃないぜ。

[香田せきさんの感想 · 2004年11月21日]

伝奇モノも一冊。
全ての起源でしたねこの本は。作者にとってもこのテの読み物も。一時とりつかれたようにこのテの伝奇モノを読み漁りました。

[umeちゃんさんの感想 · 2004年10月20日]

四半世紀ぶりに読み直し、改めてこの本のすごさに感動。
数千年前から天皇家を守るヒ一族における、戦国時代から昭和の終戦までの歴史。半村良の入門に最適の一冊です。

著者プロフィール

1933年東京都生まれ。都立高校卒業後、紙問屋の店員、板前見習、バーテンダーなど様々な職業を経験した後、広告代理店に勤務。62年「ＳＦマガジン」第2回SFコンテストに「収穫」が入選。71年初の単行本『およね平吉時穴道行』刊行。73年『産霊山秘録』で泉鏡花文学賞、75年「雨やどり」で直木賞、88年『岬一郎の抵抗』で日本SF大賞受賞。『石の血脈』『戦国自衛隊』『妖星伝』など著書多数。2002年逝去。

「2023年 『半村良“２１世紀”セレクション１　不可触領域／軍靴の響き　【陰謀と政治】編』 で使われていた紹介文から引用しています。」