橘花の仇: 鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-4)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 198
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568396

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだ作家さん。
    すごく長く続いているシリーズみたいです。
    かなりしっかりした作品であることは間違いないのですが、江戸の人情物語なら「しゃばけ」や「おけら長屋」シリーズのように、苦しい時でもどこかユーモラスな緩さご感じられる方が好みです。
    まあ、一冊だけで判断せずに取り敢えずあと数冊は読んでみようかな。

  • 許嫁同士の幼馴染の二人が、推しが強い家老の息子に見初められ、座敷牢に閉じ込められた娘がやっとの思いで抜け出て、駆け落ちを、、、。としたところに、人目を忍んでやってきたのは収賄の商家の主人と家老。話の一部始終を聞かれた家老に切られそうになり反対に殺して江戸にまで逃げた二人は名前を変えて貧しい長屋住まい。その一人娘しほ。しほと3人の幼馴染の青年たちが、それぞれに活躍し、江戸の事件を金座裏の親方宗五郎と共に解決してゆく痛快時代劇。

  • 鎌倉河岸に暮らす若者 豊島屋の看板娘しほ 松坂屋手代の政次 船頭の彦四郎 岡っ引き宗五郎とその手下の亮吉 豊島屋の主人 清蔵 しほの生い立ちから数々の事件
    次から次に展開していく
    初めての作家さんだったので最初は読みづらかったが物語としては面白いのかもしれない

  • 7月-5。3.5点。
    鎌倉河岸捕物控、第一弾。
    しほの出自と、仇討ちの話を中心に、連作短編の
    ような構成。
    江戸の町人の、粋の良さがうまく描かれている。
    政次が、機転も利いて度胸もあって、非常に良い。

  • あっさり両親は亡くなっちゃうし、娘が主役で幼馴染との色々で続くの?

  • 磐音シリーズを知ってから読み始めたシリーズ。
    こちらは捕物ということで、最初から今のところ物語のスタンスは変わらず(こちらもシリーズ、継続して読んでます)。
    なんだろなぁ、このシリーズにも惹かれる登場人物はなし(笑)。
    けど、話としては読もうと思って、毎回新刊が出ると読む。
    この作家さんの他の作品は殆んど読んでいないのでよくわからないけれど、私の好きな人物像と、この作家さんの好きな人物像は合わないのかしらね(笑)?

  • この著者の作品は『居眠り磐音』シリーズが好きで(それでも最近はいまひとつだけど)読んでいたのですが、これはたまたま図書館に1巻からあったので読んでみました。
    もともと江戸の町人ものは大好きなので、それなりにおもしろかったかな。1巻の最後のほうでは登場人物に愛着も出て来たので、2巻以降も読んでみようと思います。

  • しほと幼馴染3人組。金座裏の親分。登場人物がいずれも魅力的で彼らの行く末が気になる。

  • 捕物話って、当たり前なんだけど推理小説の要素もあって。
    小さな頃夢中で読んでたルパンとかホームズとか明智小五郎とか。。
    全然違うのにちょっとなつかしい気分になった。

  • 03年6刷本

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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