- Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895722698
感想・レビュー・書評
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むかしむかし
女の子は ズボンを はいちゃ いけなかった。
女の子が きることが できたのは、
きゅうくつな ドレスだけ……
ただひとり、メアリーっていう 女の子だけは、
そんなことは おかしいと おもっていた。
それで、あるアイデアを かんがえついたんだ。
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最初にズボンをはいた女性のひとりとして知られるメアリー・エドワーズ・ウォーカー(1832−1919)の子ども時代を描いた絵本、2020年12月刊
原題は“MARY WEARS WHAT SHE WANTS”
2019年刊、アメリカの絵本を石井睦美の訳で
「わたしは男性の服を着ているのではありません。わたしはわたしの服を着ているのです」
ズボンをはいていることを理由に何度も逮捕されたメアリーが言ったことば詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2年生
3年生 -
とてもいいです。分かりやすいです。
クリティカルシンキングを養えます。
お父さんのセリフ
「にんげんって、あたりまえだと おもっていたことが かわってしまうのが こわいんだよ」
という言葉がスッと心に入り気づかされる子は多いのではないでしょうか。大人も。
常に「なぜだろう」と疑問を持ち、納得できないなら伝わる言葉と態度で挑んでほしいと思います。
私も幼い頃から細々と「なぜ?」を持ち続け、弱々しくも自分なりに態度で示してきたつもりです。が、当然簡単なことではなく、潰されそうなら逃げてきました。子どもの頃は、ここぞという時の大人の援助がなかったせいというのもなきにしもあらず。自分の子にはしっかり寄り添って「なぜ?」を潰さないようサポートしたいです。
多様な価値観を受け取り、論理的に考える楽しみが今後ますます増えます。よって、人間の脳は更に進化するのではないでしょうか。子どもの未来がより良くなりますように!!!
このお話のメアリー・ウォーカーの強靭な精神をどうして貫くことができたのでしょうか。また調べてみたいと思いました。 -
物語としてもおもしろかったです。
6年生の子に貸出したら、クラスで話題になってまわし読みしたようです。
6年生曰く、最後に解説があるのがいい、とのこと。
ズボンを履くことが当たり前じゃなかった時代があることに驚いたようでした。
ジェンダーについて考えるきっかけになる絵本です。 -
スカートが当たり前の時代にズボン選んだ女の子の話
「わたしはわたしのふくをきているの」この言葉が印象的
ジェンダーレスの話から
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★2022.6(1年・2年・3年) -
150年前。女の人はズボンをはいてはいけないという常識。そんな世間の「あたりまえ」に疑問を持ち非難されながらも抵抗を続けた女の子。女性初の軍医でフェミニストでもあったメアリー・E・ウォーカーの幼い日を描いたかんいらしい絵本だって。おかしな「あたりまえ」はたくさんある。でも抵抗し続けるのはとてもパワーがいること。それでも曲げたくない信念か。
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最初にズボンをはいた女性の一人、メアリー・エドワーズ・ウォーカーのお話。
「わたしは男性の服を着ているのではありません。わたしはわたしの服を着ているのです」
「にんげんって、あたりまえだと おもっていたことが かわってしまうのが こわいんだよ」というメアリーとお父さんの会話がいい。
SPIRE(日経)コラム(2021.05.28)
https://ps.nikkei.com/spire/article/culture/cu-01.html -
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