胞子文学名作選

著者 :
制作 : 田中 美穂 
  • 港の人
4.21
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本棚登録 : 365
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896292664

作品紹介・あらすじ

大好評『きのこ文学作選』の姉妹編。苔、羊歯、きのこ、カビ、麹、海藻…「胞子」をテーマにした小説や詩を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ここまでブックデザインを凝られると正直読むどころではない。
    本を開いてページをめくって眺めているだけで楽しい。
    「きのこ」のほうも欲しいが今からでは入手困難‥‥

  • 好き。こういうのかっこよくてしびれる。作り手の意気を感じた。

  • 蟲文庫の店主・田中美穂さんが編まれた楽しいアンソロジー。造本も凝っていて、苔むした森の中を歩いているような感覚で読み進めました。伊藤香織『苔やはらかに。』と河井酔茗『海草の誇』が特に印象に残りました。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 装丁がとにかく凝っていてかわいい
    胞子の不思議な世界とリアルをウロウロしている感じ

  • 『胞子』をテーマにしたアンソロジー。
    知っているものあり、意外なものありで楽しめた。姉妹編の『きのこ文学』も出ていたようだが、けっこうプレミアついてるなぁ……。

  • 2014-4-13

  • 斬新で実験的なブックデザイン。各作品に合わせて、透明な紙に文字を印刷していたり(裏写りするので片面印刷)、エンボス加工のボコボコした紙をつかっていたり、ひとつの文章で縦書きと横書きが入れ替わったり等など。天狼院書店にて。
    ブックデザイン:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)

  • 倉敷の蟲文庫にて購入。
    「女子の古本屋」という本を見てからずっと行きたかったお店で、でもあまりゆっくりする時間がなく、インスピレーションで装丁がかなり異彩を放っていたこちらに決めた。
    なんと!店主の田中さんが直々に編集された本でした。
    (買ってから知ったよ…)

    お話ごとに紙質やレイアウトががらりと姿を変える。
    紙好き、または本そのものの形が好きな本好きには堪らない一冊です。

  • 倉敷の蟲文庫で購入。あの人が田中美穂さんなのよねたぶん。きのこ目当てで買ったんだけどもこけが大半でときどききのことかび。
    栗本薫のはちょっと笑ってしまった。日頃純文系を好んで読んでおって、これもそんなノリで読んで、川上弘美の感覚で栗本薫に入ってしまったので笑けた。あはは、すみません。
    多和田葉子はやっぱりすごいな、ことばの作家やな。小川洋子のもよかった。苔むした空間は異界感があるのう。

    ところでこれのきのこ版のが欲しいんやけどどこに売っとるのん?アマゾンやないと買えんかな…

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著者プロフィール

田中美穂(たなか・みほ)
古本屋「蟲文庫」店主。1972年、岡山県倉敷市生まれ。1994年、同市内に古本屋「蟲文庫」を開業、2000年に移転、現在にいたる。著書に『わたしの小さな古本屋』(ちくま文庫)、『苔とあるく』『亀のひみつ』『星とくらす』(WAVE出版)、『ときめくコケ図鑑』(山と渓谷社)、編著に『胞子文学名作選』(港の人)などがある。

「2018年 『ミクロコスモス 森の地衣類と蘚苔類と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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