「トゥーレの王」とローレライ

  • 未知谷
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896422405

作品紹介・あらすじ

"ライン川を見下ろす断崖に坐る美しい乙女"ドイツ人なら知らぬ者のないローレライ神話。それはゲーテからはじまる詩人たちの創作だった-。『ファウスト』に収められた詩「トゥーレの王」。ゲーテ青春のライン下りで生まれた物語詩は、ロマン派の詩人ブレンターノの詩的想像力を刺激し、自らも恋人の不実に深く傷つき、近づく男たちを次々と破滅に導く魔力を持つにいたった、世にも美しいローレライが"発明"される。ローレライのイメージはハイネに受け継がれ民謡となってドイツ国内はもちろん、世界中に広まってゆく。ゲーテ研究の大家がローレライの生成を辿り、「愛」と「死」をめぐる人類の想像力の祖型を探ったエッセイ。

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