ジャック・カロを知っていますか？ バロックの時代に銅版画のあらゆる可能性を展開したジャック・カロとその作品をめぐる随想

著者 : 谷口江里也

• 未知谷 (2023年3月20日発売)

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2023年5月26日]

Webコラムマガジン「のらり」■ドレの『狂乱のオルランド』＿バックナンバー
http://www.norari.net/elia_orlando/orlando_back.php

終了した催し
文化庁 | 文化庁月報 | イベント案内(国立西洋美術館 ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場)
https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2014_03/event_04/event_04.html

谷口江里也 著『ジャック・カロを知っていますか？』(未知谷 刊／ISBN978-4-89642-688-5)の内容詳細
http://www.michitani.com/books/ISBN978-4-89642-688-5.html

[book1574さんの感想 · 2023年5月30日]

銅版画界における偉人カロを巡るエッセイ・画集。生い立ちから当時の情勢などを画と共に分かりやすく解説しているためとても読みやすいです。幻想画集が好きな方はぜひ。美術エッセイとしても秀逸。筆者の素直な感動が伝わってきます。美術論にも共感しました。

[コタンコロカムイさんの感想 · 2023年7月19日]

冒頭でカロの出身地アルザス・ロレーヌの説明や同郷者にギュスターブ・ドレがいることを知り、俄然テンションが上がる。カロの人生・作品の解説は勿論興味深いのだが、単なる紹介だけに終わらない。上手く表現できないが、歴史本としても哲学書としても楽しめる。ただひとつ注文は、、、銅版画そのもののサイズが小さいので仕方ないけれど、もっと大きくして欲しい！拡大鏡が要ったよ！