歴史の中で語られてこなかったこと: おんな・子供・老人からの日本史 (新書y 50)

  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896915945

感想・レビュー・書評

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  • 知っているはずが 全く 知らなかった
    解っているはずが 全く 解っていなかった
    どれだけ 偏向した「歴史」を「歴史」と
    思いこんでいたのだろう

    網野善彦さんの歴史学に触れるたび
    宮田登さんの民俗学に触れるたびに
    思うことです

    某放送局の「大河ドラマ」の存在を
    苦々しく思っておられる方たちと
    語り合いたい一冊です

  • 熨斗は古代の天皇に捧げる干しアワビを表したもの。

    古代の東国では取引に絹と布を用い、西国ではコメを用いた。13世紀に銭が入ってくると、東では銭に替わったが、西国ではなかなか変わらなかった。戦国末から江戸時代に、明の状況が変わって永楽銭の信用が落ちると、西では銭が米に戻ったが、東では永楽銭を基準にした。江戸時代に石高を用いたのは、支払い手段を米に変えたため。

  • 沢山の女神さま。
    お蚕さんを育て、糸を紡ぎ、機を織る。
    それがわたし。

  • Blog"蚕の桑"<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/2233479.html " target="_blank">2006-02-28(蚕)</a>
     良質な時代劇を観ていると、果たして「昔」の庶民は、どんなことを考え、どんな生活をしていたんだろう、という思いが沸いてくる。......「どうして日本史の授業や教科書では権力の交代ばかり教えるのだろうか、非常におかしなことです。」とは、民俗学者・宮田登が歴史学者・網野善彦との対談の中で発したことばだが、受験科目「歴史」の中に、私の知りたい庶民の姿はなかった。<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/2233479.html " target="_blank">...続きを読む</a>

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著者プロフィール

1928年、山梨県生まれ。1950年、東京大学文学部史学科卒業。日本常民文化研究所研究員、東京都立北園高校教諭、名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授を経て、神奈川大学経済学部特任教授。専攻、日本中世史、日本海民史。2004年、死去。主な著書:『中世荘園の様相』(塙書房、1966)、『蒙古襲来』(小学館、1974)、『無縁・公界・楽』(平凡社、1978)、『中世東寺と東寺領荘園』(東京大学出版会、1978)、『日本中世の民衆像』(岩波新書、1980)、『東と西の語る日本の歴史』(そしえて、1982)、『日本中世の非農業民と天皇』(岩波書店、1984)、『中世再考』(日本エディタースクール出版部、1986)、『異形の王権』(平凡社、1986)、『日本論の視座』(小学館、1990)、『日本中世土地制度史の研究』(塙書房、1991)、『日本社会再考』(小学館、1994)、『中世の非人と遊女』(明石書店、1994)。

「2013年 『悪党と海賊 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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