科学を読む愉しみ: 現代科学を知るためのブックガイド (新書y 78)

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  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896916966

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  • [ 内容 ]
    国際的宇宙物理学者、池内了。
    氏はまた専門を超えた読み巧者である。
    物理、数学、生物、エネルギー、ゲノムから、IT、建築まで。
    アカデミズムの最先端も日常も同じように、幅広い視野と知識で読み解く。
    「科学者に最も大切な資質は、人間とは何か、世界とは何かを自らに問いつづけること」「ウォレス線を超えると生態系が一変するように本一冊で世界の見え方がまるで変わってしまうこともある」―そのまなざしで、科学の醍醐味、現代科学の世界に起きたさまざまな事件から、天才で変人ぞろいの科学者たちまで。
    いま読むべき本170冊を紹介。
    最高の読み手による、サイエンス・ブックガイド決定版。

    [ 目次 ]
    まえがき 科学を「読む」愉しみ
    科学の「正」と「負」の側面を見据えながら読む(科学の醍醐味を知る7冊;地球と環境が気になる10冊)
    “系統的雑学”のために(科学は森羅万象にありがわかる9冊;生命の謎に迫る7冊)
    科学者と市民の対話を重ねて(科学の論争・論点を知る9冊;科学者をめぐる7冊)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 著者の専門は天文学だが、関心の幅は広い。月刊「現代」に掲載された書評と、2000〜2002年の読書日記が掲載されている。
    活字中毒を自認する著者は、15年ほど前からエッセイや科学評論を書き始めた。
    著者が読む本の7割は科学書。1か月に10冊の書評を書く。

    アメリカやイギリスには、科学ジャーナリスト養成の講座や科学の内容を社会に伝えることを本業としたポストがある。リチャード・ドーキンスやアラン・ライトマンなどが就任。

    <関心をもった本>
    銃・病原菌・鉄(ジャレド ダイアモンド)
    いじわるな遺伝子(テリー バーナム、ジェイ フェラン)
    人類の進化史(埴原 和郎)
    利己的な遺伝子(リチャード・ドーキンス)

著者プロフィール

1944年姫路市生まれ。名古屋大学・総合研究大学院大学名誉教授。1967年京都大学理学部卒業、1972年京都大学大学院理学研究科博士課程修了、1975年京都大学理学博士。京都大学理学部助手を皮切りに、北海道大学理学部・東京大学東京天文台・大阪大学理学部・名古屋大学理学研究科を経て、総合研究大学院大学教授・理事の後、2014年3月に定年退職。九条の会世話人、世界平和アピール七人委員会委員。著書に、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書、1996年)、『寺田寅彦と現代』(みすず書房、2005年、新装版2020年)、『科学者と戦争』(岩波新書、2016年)、『物理学と神』(講談社学術文庫、2019年)、『江戸の宇宙論』『江戸の好奇心』(いずれも集英社新書、2022年、2023年)、『姫路回想譚』(青土社、2022年)他多数。

「2024年 『新潟から問いかける原発問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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