出会い系サイトと若者たち (新書y 93)

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896917512

感想・レビュー・書評

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  • 丁寧な取材の上に考察を重ねているので、納得性が高い。ただ、読む時期が遅すぎたか。

  • [ 内容 ]
    インターネットや携帯電話で見知らぬ者同士をつなげる「出○い系サイト」などの匿名メディアがいま急速に広まっている。
    そこには、人に言えない悩みや「生きづらさ」をかかえ、癒しや救いを求めてアクセスする人がいる。
    時には、援○交際(児童買○)、殺人事件、ネット心中など怪しげで危険と隣り合わせの世界でもある。
    なぜ彼らはさまよい、そこに魅入られるのか?
    若者への直接取材で生の声を伝え、拙速な法の規制がかえってアンダーグラウンド化を促し、危機が深刻化する危険性を警告する。

    [ 目次 ]
    第1章 「出○い系サイト」とはなにか?(出会い系メディアの変遷 「出○い系サイト」とはなにか? ほか)
    第2章 「出○い系サイト」を利用する若者たち(サクラが見た「出○い系サイト」―りさの場合 結花の場合 ほか)
    第3章 「出○い系サイト」関連事件簿(「出会い系サイト」関連事件が増加傾向!?
    携帯電話からのアクセスで事件に巻き込まれる!? ほか)
    第4章 「出○い系サイト」規制のなにが問題か?(奪われた「子どもの意見表明」の機会 そもそもなにが有害なのか ほか)
    最終章 「出○い系サイト」のゆくえ

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著者プロフィール

1969年栃木県生まれ。ジャーナリスト、中央大学文学部講師。東洋大学大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。元長野日報記者。おもにネット事件、自殺問題、若者の生き方、サブカルチャーなどを取材。98年からは、ウェブと生きづらさをテーマに取材を進めている。

「2020年 『学校が子どもを殺すとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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