失敗しない田舎暮らし入門 第3版: 土地や家の取得法から土いじりの楽しみ方まで

著者 : 山本一典

• 洋泉社 (2004年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Ｔsurumaki0421さんの感想 · 2012年3月4日]

かなり辛口で田舎暮らしの注意点を具体的に記載している。最近色々読み進めて思うのは、田舎で暮らすといっても、基本的には集落の中に入っていき、濃密な人間関係の中で暮らすということであり、自給自足で自分たちの好きなようにという暮らしは田舎暮らしではないということ。
コミュニティの繋がりが鬱陶しいと思ったできたのでが今の都市の形。都市の現状を否定し、田舎でのコミュニティの表面的な雰囲気に憧れを持つのはいいけれど、過去の人間が否定したコミュニティ社会の側面があることを忘れてはいけない。それを分かった上で、どちらの利点が自分には向いているのか、そういう判断の仕方をしなければいけない。