僕が医者を辞めない理由―ブラック・ジャック的おじさん!?になりたい

著者 : 南淵明宏

• 羊土社 (2005年5月1日発売)

作品紹介・あらすじ

奇々怪々!?な医者の世界を生きてきた『ブラックジャックによろしく』のモデル、心臓外科医・南淵明宏医師が語る"真の医者"とは何か!?気鋭の心臓外科医が語るブラック・ジャック的生き方。

感想・レビュー・書評

[斧子さんの感想 · 2008年12月10日]

医療エッセイ。外科編。

吠えっぷりにデジャヴを感じた。
ので、他著書ももう少し追ってみる心積もり。

[ひなっちょさんの感想 · 2005年12月27日]

著者は人気漫画「ブラックジャックによろしく」に登場する北三郎の実在のモデル。

有名なドクターなのに、決して自慢しているわけではなく、自分に正直に生きている人なんだと思った。仕事を楽しみながらも、緊張感を持って一つ一つの手術をこなしているところがかっこいい。時折、今の医療界（特に医局制度）に対する発言はかなり辛口で現実味があるf(^^;)心臓外科医としての腕前をいかにして身につけたのか「上達論」や「プロ論」は興味深い。極めた人だけがかける文章である。

堅苦しくない文章で書かれているので、読みやすかった。モチベーションを上げたい人、外科系に行きたい人、将来の就職先をどうするか迷っている人、市中病院に興味がある人は特にオススメ。

著者プロフィール

1958年、奈良県生まれ。83年、奈良県立医科大学医学部卒業。
国立循環器病センター、セント・ビンセント病院（オーストラリア）、
シンガポール国立大学病院、新東京病院、大和成和病院などをへて、
2015年から昭和大学横浜北部病院循環器センター心臓血管外科教授。

「2019年 『病院で起こった不思議な出来事』 で使われていた紹介文から引用しています。」