ピアニスト舘野泉の生きる力 (ソリストの思考術 第八巻)

著者 :
  • 六耀社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897377445

作品紹介・あらすじ

「左手のピアニスト」になって9年。音楽の中で、僕は実感する「生きている!」と。

感想・レビュー・書評

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  • 右手が不自由になった時の心境を「質量のない世界、何をしても手応えがない現実感もない」と言っている。甦える原点は、「音楽に対する凄まじい飢えがあったから」とも言っている。共感できる。

  • 「ソリストの思考術シリーズ」って良いよね!

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    「左手のみから紡がれる奇跡のメロディー。
    ハンディキャップを克服したピアニストが辿り着いた新境地
    逆境を乗り越え、「不自由さ」を己の創作の糧に変える力
    左手のピアニスト・舘野 泉の生き様に迫る!
    六耀社40周年記念企画。

    ピアニストの右手は、ある日突然、自由を奪われた・・・
    フィンランドを拠点に世界の舞台で活躍するピアニストに
    不幸は突然訪れた。
    デビュー40周年記念コンサートの最後の曲も終盤に差し掛かった時、
    突然、右手が利かなくなり、床に崩れ落ちた。脳溢血だった。
    右半身不随。ピアニストとしての時が止まったまま、
    無為な日々が2年も続いた。

    失意のなか、息子から贈られた左手のための楽譜
    「両手」から「左手」に。不自由さの条件が加わったとき、
    舘野は、さらに自由に、さらに人生を羽ばたかせて音を奏ではじめた。

    “制約”から生まれた、“新しい”音楽と未来への希望
    昨年、左手のピアニストとして復活して8年目を迎え、
    左手の音楽の集大成として、2年にわたるコンサートツアーを開始し、
    76歳の今、さらに未踏の境地を切りひらこうとしている。」

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著者プロフィール

ピアニスト。1936年東京生まれ。
領域に捉われず、分野にこだわらず、常に新鮮な視点で演奏芸術の可能性を広げ、不動の地位を築いた。2002年に脳溢血で倒れ右半身不随となるも、しなやかにその運命を受けとめ、「左手のピアニスト」として活動を再開。尽きることのない情熱を、一層音楽の探求に傾け、独自のジャンルを切り開いた。“舘野泉の左手”のために捧げられた作品は、10ヶ国の作曲家により、100曲を超える。2023年は数え年で88歳を迎え、「米寿記念演奏会」全国ツアーを行う。もはや「左手」のことわりなど必要ない、身体を超える境地に至った「真の巨匠」の風格は、揺るぎない信念とひたむきな姿がもたらす、最大の魅力である。

「2023年 『ハイクポホヤの光と風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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