- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898155141
作品紹介・あらすじ
稀代の芸術家か? 革命家か? 誇大妄想狂か?
僕の小説は、1人の人間が書いてる感じじゃない。/なぜか僕はあらゆる人にシンパシーを感じたり、
その人に対してかわいそうって思ったり、助けたいと思ったりする電気信号がある。/
魔法は使えないけど料理ならできる/みんなからしたら、新政府が頂点だよね。でも、僕には通過点。/
躁鬱病ゆえだと思うんだけど、大事なときは、ぜんぶ恐怖心が飛んでしまう。(本文より)
坂口恭平が強さも弱さもすべてさらけ出した、
3日間のインタビュー。
高速変幻自在男、矛盾に満ち溢れた矛盾のない全活動を語り尽くす。
〈本書はこんな人におすすめ〉
◎坂口さんに興味はある。でも、著作が多すぎて何を読めばいいの?
◎気になっている、なんとなく
◎胡散臭い、なんとなく
◎大ファン!次にどの著作を読もうかワクワクしている(あるいは全部読んじゃった)
◎自分も新政府活動をはじめようと思っている (2代目総理になりたい、違う政府を立ち上げる予定だ等)
◎坂口さんと同様「躁鬱病」だ
◎気分が落ち込んでどうしようもない
◎「いのっちの電話」をかけようか迷っている
「みんなだって、ちっちゃい頃、歌って踊って絵を描いてたでしょ?
なんで今はしないの?」
悩みや不安で息が詰まりそうな毎日。
気持ちよく生きるために必要なのは、実はこんな言葉かも
感想・レビュー・書評
-
真ん中へんで、消化しきれず、どこかに迷い込んでいる気になったけど、少しずつ読んで、読み終えた。エネルギーを感じる言葉がいっぱいあった。
朗読聴いてみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めちゃくちゃおもしろい。
坂口さんの仰る「言葉にならないものを言葉にする」状態はどんな状態なのかを想像してみる。。
私には他人行儀に自分を自覚する癖があります。
「あんた誰?」と自分を気持ち悪く感じるような状態になります。
言葉にならない言葉イコール、自分の自覚そっちのけで生きている大半の時間から自覚の時間にスライドするディゾルブ時間に存在する言葉のような気がするけど、例えばどんな言葉があるのかは全くわからない。。
坂口さんの本、もっと読んでみようと思います。 -
読むうちに頭がふわーとしてきて、無意識の底へ降りていくような不思議な感覚にとらわれている。
そして、まだ見ぬ意識にのぼらない記憶、言葉にならない思考という肥沃な大地があることを垣間見させてくれる。
それは私たち個人が必ずしも経験したことだけではなく、かつて先祖がした経験ともひとつながりになっているのではないかという予感も含めて。
私たち個々人は、個人の範疇を超えている。 -
私は坂口さんの本を読むのは初めてでしたが、著者の言うとおり、今までに読んだことの無いような文章でした!
彼が様々な創作活動を通じて、躁鬱と上手に付き合いながら一家の大黒柱を担っているのは大変凄いことだと思います。
そして彼は、鬱の時こそ、内向きの思考エネルギーを執筆活動に転換してそれに徹するということが、鬱の時期を乗り切るコツだと言います。
人には、何も制約を受けない状態で身体を動かし、とにかく打ち込んでみるということが、たとえ意味は無くても、とても大切なことなのだと感じました。
-
坂口恭平さんとの響き合いを感じるような内容でした。私にとってはそれが深い理解につながるようでした。
-
まとまらないままに飛び飛びで読んだから感想もまとまらず‥
・とりあえず恭平さんは凄いらしい
・全然知らないけど「恭平さん」と呼びたくなる
・「俺を信じるな」と言える人は信じられる
・恭平さん早稲田の理工だったのかー
・フーさんの話をもっと知りたい
・恭平さんは優しい
・いのっちの電話活動は凄すぎて凄いという言葉では足りない
恭平さんを知れたことに感謝。
どはまりはしないけど、細々と好きでいたい。 -
坂口恭平さんの2019年当時考えていることをとりとめもなくそのまま文字にしたような、会話しているような感じ
わかるようなわからないような話、厳しいような優しいような言葉が並んでいて不思議な読後感
その後の作品のプロットとなるようなお話もいくつかありました。 -
p.146
-
自己受容してい人の本。