数学を使わない数学の講義 (WAC BUNKO 272)

著者 :
  • ワック
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898317723

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて借りました。
    「数字を使わない・・」と思ったら「数学を使わない・・」でした。で、著者は数学者の方ではなく経済学の方のようでして・・内容は「数学的思考」についてのお話し。賛同できる面もあり、疑問に思うこともあり・・「日本人は議論ができない」っていうのは凄く納得。

  • たまたま入った、ふだんは行かない書店で、面出しになっている本書を発見。著者はもう何年か前になくなっているはず。と思いつつ、「痛快 憲法学」がとても分かりやすかったという記憶があるのと橋爪先生の師匠ということもあって、購入した。確かに読みやすい、分かりやすい。が、これは本当に数学の本?というくらい数学はまったく使われていない。けれど、数学の考え方について本質的なことが書かれている。契約について書かれていた件では、私自身がものすごく日本人寄りで、契約が全然守れないということに気づかされた。決まりなんて、そのときの都合でいくらでも変えていい、くらいにしか思っていないから、そういうわけで、言行不一致だったりして、「なんだ、この人」なんて思われていることも多いのだろうなあ。アローズ・ジレンマはちゃんと記憶して、そらで人に説明できるようになっておきたいなあ。

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著者プロフィール

1932年、東京生まれ。京都大学理学部数学科卒。大阪大学大学院経済学研究科中退、東京大学大学院法学政治学研究科修了。マサチューセッツ工科大学、ミシガン大学、ハーバード大学に留学。1972年、東京大学から法学博士号を授与される。2010年没。著書は『ソビエト帝国の崩壊』『韓国の悲劇』『日本人のための経済原論』『日本人のための宗教原論』『戦争と国際法を知らない日本人へ』他多数。渡部昇一氏との共著に『自ら国を潰すのか』『封印の昭和史』がある。

「2023年 『「天皇」の原理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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