中国・韓国の正体 異民族がつくった歴史の真実 (WAC BUNKO 293)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898317938

作品紹介・あらすじ

ウイグル、チベット、モンゴル民族の滅亡を企む習近平。「半島の赤化統一」をもくろむ文在寅。

自らの民族の歴史を持たず、史実を捻じ曲げる国に未来はない!



シナ大陸では古代から数多の民族が興亡を繰り返し、半島では停滞の五百年が無為に過ぎた。異民族の抹殺と世界制覇を謀る「極悪国家」中国、「妖魔悪鬼の国」韓国はこうして生まれた!



最近の中国と韓国の歴史改竄は深刻なものになっている。国家の正統性に自信がない韓国は、歴史を塗り替えつづけたあげく北朝鮮によって国を滅ぼそうとしている。清朝時代には漢人が住んでいなかったモンゴルやチベットやウイグルを武力侵略して植民地支配している中国は、弾圧による民族浄化に熱心に励んでいる。しかし、歴史は動くものである。現状がそのまま続くということは決してない。<著者>

感想・レビュー・書評

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  • 宮脇淳子氏の著書は、綿密な歴史資料の調査研究の裏付けの元、丁寧な説明とわかりやすい文章でまとめられています。
    歴史とは? 必ずしも真実を追求するだけでは終わらない、その国の権威を形作る大事なものなんだとわからせてもらえました。

  • 雑誌への投稿エッセイをまとめたもの。モンゴル、中国、朝鮮の歴史の専門化が、一般読者向けに書いたものだけあって、読みやすく説得力がある。既出の著書にはなかった新たな記述もあり、参考になった。
    「(ロッテワールド裏の屈辱碑)「愚かな朝鮮王は偉大な清国皇帝に逆らった。清国皇帝は愚かな朝鮮王をたしなめ、己の滞在を許してくれた。良心に目覚めた朝鮮王は自分の愚かさを猛省し、偉大な清国皇帝の臣下になることを誓った。我が朝鮮はこの清国皇帝の功徳を永遠に忘れず、また、清国に逆らった愚かな罪を反省するためにこの石碑を立てることとする」という嫌がらせそのものの内容で、これを清朝の公用語である満州語、モンゴル語、漢語の3カ国語で巨大な石に刻ませたのである」p19
    「(日本の改竄といわれた「広開土王碑」)2005年になって、1884年の日本の調査隊以前に採られた拓本が中国で発見され、それが日本の拓本と完全に一致すると中国社会科学院が発表した。ところが韓国人は、今度は中国が改竄しているかのように言い出し、(日本の主張を)絶対に認めようとしない」p29
    「(韓国ドラマ)韓国の場合、歴史ドラマは歴史認識論争と表裏一体である。確信犯的に過去を美化し、自分たちの歴史の正当性を主張するためのドラマを国策として送り出す傾向がある。そのことを念頭において観なければいけない」p30
    「韓国人には史実を追求しようとする意思もないし、歴史的にどれほど不正確でも韓国人はまったく気にしないから、歯止めがきかないのである」p35
    「朝鮮の身分制度は、両班・中人・常民・賤民・奴婢の5段階に分かれている。支配階級の両班は1割にも満たず、中人は両班の下で漢字を使う仕事をする、シナでいえばショ吏階級である。常民は一般的には農民で、それ以下が奴隷階級だった」p40
    「日本で歴史は「ヒストリー」、シナでは「プロパガンンダ」、韓国では「ファンタジー」」p47
    「(朝鮮には文化が根付かない)朝鮮から日本に文化が伝わったというのはとんでもないまちがいである。朝鮮は新幹線の停まらない駅と同じ。ただの通過点に過ぎない」p49
    「韓国は国民に一体感がない。稼ぐだけ稼いだら自分だけ外国に出ていくという人が多いのである」p52
    「これまで日本から数え切れないほどの恩恵を受けていながら、李明博元大統領の行動と発言は恩を仇で返すものだ。礼節の国であるわれわれ日本の国民の感覚からすればそういうことになるが、もともと韓国には「恩」という発想がないのである」p67
    「満州人の王朝である清朝の第一公用語はもちろん満州語である。第二公用語はモンゴル語。第三公用語が漢文であった」p91
    「(中国の歴史)朝日・岩波に象徴されるジャーナリスト、知識人が漠然と信じているのは毛沢東が書き換えた歴史に過ぎない」p130
    「20世紀までルビを持たず漢字を使用してきた漢人にとって、話し言葉と文字のギャップはいまだに非常に大きいままである。これこそが、シナ文明と日本文明の差なのである」p133

  • Ⅰ.韓国・朝鮮「妖魔悪鬼」の歴史
    朝鮮人は対馬・壱岐の人々を皆殺しにした
    Ⅱ.語階だらけのシナ・中国史
    昔の中国には漢字にルビがなかった。日本でつくられた和製漢語が、中国語のボキャブラリーの大半を占める。
    Ⅲ.日本人が知らないモンゴル、チベット、ウイグルと中国の関係
    満州語のことは知りませんでした。

  • 半島国は悲し過ぎてどうでもいいが、シナがある限り、世界に平和は訪れないんじゃないのかね。

  • 中国や朝鮮の歴史がよくまとまっている。
    歴史とは史実とは何かに向き合ってきた著者だから書ける内容だろう。
    ヒストリーなのかプロパガンダなのかファンタジーなのかは常に気にしたい歴史。
    それでもチャングムの誓いはおもしろいし、電脳という言葉の発明もおもしろいので、距離感だなと感じる。

  • 近くて遠い国、中国と韓国。その両国の歪曲された史実が、初学者にも分かりやすく説明され綴られている。

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著者プロフィール

1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。東京外国語大学・常磐大学・国士舘大学・東京大学などの非常勤講師を歴任。最近は、ケーブルテレビやインターネット動画で、モンゴル史、中国史、韓国史、日本近現代史等の講義をしている。
著書に『モンゴルの歴史』(刀水書房)、『最後の遊牧帝国』(講談社)、『世界史のなかの満洲帝国と日本』(以上、ワック)、『真実の中国史』(李白社)、『真実の満洲史』(ビジネス社)など多数。

「2016年 『教科書で教えたい 真実の中国近現代史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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