1965年神戸市に生まれる。内科医。
島根大学医学部卒業後、神戸大学医学部附属病院第3内科入局。1991年から3年間、市立加西病院勤務を経て1994年から再び神戸大学医学部附属病院で診療と研究に従事。親身で誠実な人柄が慕われ、心暖かい優秀な女医として活躍。しかし医学の力及ばぬ非情な病と対峙する中で「いつか人の心を勇気づける作品を創り、少しでも幸せな気持ちになってもらえたら」と子供の頃からの童話作家になる夢を忘れず習作を書き続けた。1995年1月、阪神大震災にて没す。享年29歳3カ月。夢の途中であった。著書は『夢なかば』(1996年10月あさひ高速印刷株式会社出版部)。彼女の残したたくさんの文章と恩師、同僚、友人、患者さんからの追悼文、自作のイラストや絵も収載。
「2017年 『森のかんづめ【日英併記版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」