- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900430129
作品紹介・あらすじ
スペインの誇り高い少数民族バスク人達に独立の日は来るか?殺された家族の復讐に燃えるテロリスト男女と、修道女4人の恐怖のスペイン縦断徒歩旅行が始まる。恋することを禁じられた修道女達にも様々な過去や秘密がある。死にたいほどつらい毎日から逃れ、祈りに救いを見いだしたグラシエラ。"神などくそくらえ"のルチア…。口封じのため彼女達を必死に追跡するスペイン官憲。米国の巨大企業経営者の重大な秘密をスペインに探す幹部社員…。恐怖の中に笑いを盛り込んだ新しいタイプの長編サスペンス。
感想・レビュー・書評
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内乱下にあるスペイン。テロリストと、巻き込まれた4人の修道女の逃亡劇。尼僧院に至るまでのそれぞれの人生。
カリスマ指導者ハイメ・ミロと、彼を追うアコーカ大佐との対立。その戦いの合間に、巻き込まれた4人の修道女たちの人生が回想される。尼僧院の厳しい規律に生涯を捧げることに至るまでには、それぞれの特殊な事情があったのだ……。
上巻ではシェルダンおなじみの、過去の回想から各主要人物の個性をつくりあげていく手法が展開。単なる人物紹介に留まらず、これ自体が面白いエピソードで盛りだくさん。上巻ラストで、物語の鍵となる秘密が明かされ、怒涛の後半へ突入していく。下巻を読まないなんてありえませんて!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展開が面白くなかなかやめられない。でも、やはり翻訳物の感じがした。
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それぞれの登場人物がこれからどう絡みついて行くのか気になります。
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少数民族バスクの誇り高き英雄は、スペインのテロリスト。
独立を求めてやまない彼らと
スペイン政府の溝は深い。
謂われのない罪で政府の襲撃を受けた女僧修道院。
辛くもそこから逃れ出た修道女4人がテロリスト達と出会うとき、物語は大きく動き出す一一。
情熱の国スペインを舞台にしたシドニィ・シェルダン長編小説。
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現実にスペインが抱えている問題をテーマにしていて、ストーリーも壮大で、面白いです。
アカデミー出版の「超訳」は、洋書の翻訳感が苦手という人でも読みやすいと思うのでおすすめです◎ -
さすがシドニィ・シェルダンとしか。。
まるで映画を観ているかのようなストーリー展開。
一気読みでした。 -
これを忘れてた。大好きな本。
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シドニィシェルダンシリーズではこの作品が
一番好きだった。いまだにバスク地方には憧れあり。 -
中学の時に新刊で読んだ。スペインの牛祭りのに紛れて逃げる様など鮮明に覚えている。
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バスク解放のために追われるテロリストの男たちと、4人の修道女が出会ったとき物語は始まる!
修道女の中でも、マフィアの娘で父の仇のために殺人を犯したルチアが今も昔も好き
最後は逃げ切って父の莫大な遺産を手に入れつつも、テロリストだった純朴な農夫の妻になるところがよい
いつ読んでも面白い!
何年経っても都会的で新しい香りがします