草むらにハイヒール 内から外への欲求

著者 :
  • いそっぷ社
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本棚登録 : 102
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900963887

作品紹介・あらすじ

フェミニズムの論客が7年ぶりに放つ新刊。
母との葛藤に死ぬまで苦しめられた中島梓、佐野洋子の分析から飯島愛の苦しみ、さんまの笑い、なでしこジャパンの秘密、その出会いや主張の違いを語る上野千鶴子論まで。結婚制度、政治、芸能、犯罪と話題は自在に飛びまわり、硬軟おりまぜて紡がれる88本のエッセイ集!!

●がんになった中島梓は母との葛藤に苦しめられながら、なぜ母と離れられなかったのか。
●最後に母との和解を作品の中で実現させた佐野洋子から苦しみは消えたのか。
●芸能界から忽然と姿を消したちあきなおみは女性ジェンダーの完全なる体現者である。
●理論家であり義侠心に富む上野千鶴子は女性の問題を「数学」のように解こうとする。
●結婚は経済学の次元から美学の次元に突入した。スクールカーストの時代に著者は何を思うのか。

など長編エッセイ9本。他に、
●飯島愛は「傷ついた人」だった
●美空ひばりに殉じた家族
●小沢一郎と宮沢賢治の共通項
●ブッダは家を捨てよ、と教えた
●「なでしこジャパン」と忘我体験
●「自己実現の欲求」がない母親
など79本のエッセイを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 女の本屋 > 著者・編集者からの紹介 > 小倉千加子著『草むらにハイヒール』、7年ぶりの新刊  首藤知哉 | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network
    https://wan.or.jp/article/show/8756

    弱者の視点に立とうとする優しさ
    冷静な人物評、家庭・親子をめぐる多様なコラム
    長谷正人 / 早稲田大学文学学術院教授・文化社会学・コミュニケーション論
    週刊読書人2020年7月10日号(3347号)読書人WEB
    https://dokushojin.com/review.html?id=7308

    いま小倉千加子が考えていること – 集英社新書プラス(2020.4.28)
    https://bit.ly/35axYgB

    ノンフィクション・エッセイ・絵本 - 草むらにハイヒール 内から外への欲求 - いそっぷ社
    https://www.isopsha.com/b80.html

  • くだらないことが書かれてない人物論考が好きです
    お金出して読むならこういうのがいいですね
    最低限の責任感を持ち合わせていて読んでいて気持ちがよいです

  • 過去の週刊朝日コラムを再構成したエッセイ集
    硬くはあるがとても面白い
    テレビ出演の多い芸能人にも触れられている
    明石家さんまや爆笑問題、村上ショージや間寛平など
    いまよく取り上げられる上野千鶴子についてもなかなか納得の著者の硬派ぶりが爽快だ
    この本を読みながら「ナンシー関ならどう語っただろう?」としみじみ思った

  • 殺人事件からの推理小説かと・・・

    知ってる人も
    知らない人も出てくる
    エッセイでした
    それにしても、自信もって書けるのね

  • 5月12日読了。図書館。

  • 題材が多岐にわたり面白かった。
    佐野洋子(麻雀仲間)から飯島愛、はては歌人の栗木京子まで。
    読みやすいし、この著者のエッセイをもっと読みたいと思った。

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著者プロフィール

1952年、大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。大阪成蹊女子短期大学、愛知淑徳大学文化創造学部教授をへて、執筆・講演活動に入る。本業のジェンダー・セクシュアリティ論からテレビドラマ、日本の晩婚化・少子化現象まで、幅広く分析を続けている。現在は認定こども園を運営し、幼稚園と保育所の連携についても関心を深めている。
主な著書に『醬油と薔薇の日々』『シュレーディンガーの猫』(いそっぷ社)、『増補版・松田聖子論』『結婚の条件』(朝日文庫)など。

「2020年 『草むらにハイヒール──内から外への欲求』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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