極上歌丸ばなし

著者 :
制作 : 山本 進 
  • うなぎ書房
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本棚登録 : 44
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901174213

作品紹介・あらすじ

笑いにこだわる職人芸、艶のある細やかな話芸、「笑点」大喜利の神様。生まれ育った横浜・真金町から新作派の闘将五代目今輔に入門。波乱の落語家人生、やがて掴んだ「笑点」レギュラーの座-。埋もれた古典の復活に賭ける円熟、桂歌丸初の自伝、芸の暦。

感想・レビュー・書評

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  • 記録忘れ。
    緑のおじいちゃんという認識程度だったが、この一冊で、歌丸さんがどれだけ落語を愛していたか解る。
    まだご存命の頃に薬局やで処方箋待ちをしながら本書を読んでいたら、ご高齢の薬剤師さんに歌丸師匠が好きなのですか?
    この人は凄いから是非とも一度生で聞いた方がいいですよ。 と声をかけられた思い出。

  • 歌丸師匠は、横浜の落語家です。横浜橋商店街での笑点の展示見ました。
    三吉演芸場で、だれか後を継いで講演してほしい。横浜にぎわい座の話も聞きたかった。

  • 「笑点」でおなじみの歌丸さんの半生記。山本進氏による聴き語り。横浜の置屋で育った坊が噺家になるまで。

  • 笑点のレギュラーとして、昔から知っている噺家さんの本ということで、手に取ってみた。
    幼少時代から噺家への道、笑点という番組のことなど、歌丸さんの語り口調でつらつらと書かれている。
    だからか、本でありながら話を聞いているような感覚。
    でもこの人は、本当に落語を大切にしてるんだろうなと思ったり。そんな一冊。

  • ほぼ聞き書きの形で
    語られている 噺家歌丸さんの「噺」
    気負いのない語り口に好感がもてる

    関西に住んでいる
    落語好きには
    なかなか入ってこない
    東京の寄席の香りが
    届いてくるのがうれしい

  • H.21.1.1.一宮BF.389.サイン本

  • 聴き書き形式。時代を感じる生い立ちが記述されている。
    あの口調の背景がうかがえる内容であった。

  • 笑点でおなじみの桂歌丸は釣り好きでも有名である.いくつかの書籍に釣りにまつわるエッセイを寄稿したりと,ただの釣り好きではないようだ.そんな歌丸師匠の半生と趣味についてあれこれ書いた本がこれ.ブラウン管の向こう側でも飄々としているが,本書に書かれている内容を見ると,やはり『タダモノではない』オーラを感じることができる.

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著者プロフィール

桂歌丸(かつら うたまる)本名:椎名巌(しいな いわお)
1936年(昭和11年)8月14日―2018年(平成30年)7月2日 
1951年五代目古今亭今輔に入門。
のち四代目桂米丸門下に移り、1968年に真打昇進。
演芸番組『笑点』(日本テレビ)の放送開始から大喜利メンバーとして活躍し、2006年(平成18年)5月21日から2016年(平成28年)5月22日まで同番組の5代目司会者を務めた。
同日付で終身名誉司会者に就任し、没後は永世名誉司会者に名称が変更された。

2004年落語芸術協会五代目会長就任。
2005年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
二代目横浜にぎわい座館長に2010年に就任。

「2020年 『桂歌丸 正調まくら語り 芸に厳しく、お客にやさしく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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