ミケと寝損とスパゲティ童貞: サクラの国の日本語学校

著者 : 佐々涼子

• 万来舎 (2009年11月1日発売)

作品紹介・あらすじ

日本語しか話せない日本語教師が、世界各国からやってきた、個性を伸ばしっぱなしの生徒たちとすごす、過激でトホホで、あったかい毎日。
生徒たちの珍問奇問にも体を張って答えます！
日本語学校を舞台に、笑いがいっぱい、涙もちょっぴり、外国人学習者との毎日を描いたライト・エッセー。
日本語に関する問題と、鬼才・にぎりこぷしの４コマ漫画つき。

感想・レビュー・書評

[kaze229さんの感想 · 2021年6月15日]

ずいぶん前に
古本屋で見つけて積読にしていた一冊
その後　そのまま状態になっていて
ふと　背表紙に目がいって
あれ　佐々涼子さん?

おっ　ひょっとしたら
「エンジェル・フライト」の
「紙つなげ…」の
あの　佐々涼子さん!
ということが
わかって
慌てて　今朝手にしてみた一冊

やはり　上手いわ
この時の佐々涼子さんは
日本語不慣れな異国の方たちに
日本語学校で日本語を教える
先生の立場からの一冊

日本語教師としては
どうだったか、
ご本人がかなり謙遜して
ダメ教師としていらっしゃるけれども

彼女の前に立ち現れ、去っていく
個性的な日本語学習の生徒たちの
一人ひとりが
親しみと愛情をこめて
それはそれは見事に描写されていく

そうか
そういう視点をこの時から
既にもっていたからこそ
上記の名作
「ｴﾝｼﾞｪﾙ･ﾌﾗｲﾄ」
「紙つなげ…」
につながっていくのだと
深く納得したのでした

[37866937さんの感想 · 2012年2月11日]

日本語教師と外国人生徒達との愉快な日常です。

著者プロフィール

ノンフィクション作家。著書に『エンジェルフライト』『紙つなげ！』など。