- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901679206
感想・レビュー・書評
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アルボムッレ・スマナサーラ さんはスリランカ上座部仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月スリランカ生まれ。
テーラワーダ仏教では、「この世の中に、お釈迦様ほど完璧な人間は現れません」というふうに信じているそうです。
〈「怒るのは馬鹿のすることだ」
「怒るのは完全に最低な無知な人間」
「あっ。自分は生命の次元でどん底に落ちた。ここにいてはいけない」
「怒るのは負け犬」〉
〈ヴィパッサナー瞑想法(お釈迦様が教えた、悟りに至る瞑想法)でいう、「今の瞬間の自分に気づくこと」
それが世の中で一番科学的な、怒りの毒を抜く方法〉
ただそれだけ。
それを繰り返すと、怒りが生まれた瞬間に消えるようになってくる。
〈「怒らないこと」と「甘やかすこと」は違う
本当の愛情や自信があれば話は通る
「何をされても怒らない」を自分に課す
「生きがい」などにこだわらない
人生を破壊するほどの問題なんてない
エゴは自分の足枷
「自分は偉い」というエゴを捨てる
「自分はダメな人」というエゴを捨てる
エゴを捨てれば自由になれる
「他人に負けたくない」というエゴを捨てる
自分がすべきことを精一杯するだけでよい
小さな「成功」をつなげて人生をつくる
怒りではなく「問題」をとらえる
相手の怒りには「智慧」で勝つ
攻撃には水晶玉のように対応する
心を鎮めて状況を把握する
「怒らないこと」は奇跡をもたらす〉詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回で読むのは2度目。
内容自体は覚えていたし、
一度目に読んで以降、怒らないように意識を切り替える努力もしてきたけれど、やっぱりまだまだ腹が立つし怒ってしまう。
私はまだまだ、愚か者である。-
「私はまだまだ、愚か者である。」
と思うところが素晴しいですね!
私は、しりあがり寿がイラストを描いているので読んでみようと思っています(動...「私はまだまだ、愚か者である。」
と思うところが素晴しいですね!
私は、しりあがり寿がイラストを描いているので読んでみようと思っています(動機が不純)。。。2013/05/09
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名著!
怒るのは、ただ怒りたいだけ!
その通り!
怒るきっかけさがしの生き方は嫌だね〜気をつけていこう。
ぜひ〜 -
「怒り」って私に突然降ってくる… 傘もないのに、どうやって避けるのか、この本の中に答えはある。だけど怒りを鎮める道のりは果てしなくって、どうしても迷子になってしまうんだな。だから出来るだけ道を踏み外さないよう、地図のようにこの本を読み返す。それでもまだたどり着けないけれど。
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怒る人ほど頭が悪い
怒ったら、自分は負け犬 と言い聞かせる
強いものほど怒らない
自分は偉い というエゴを捨てる
自分はダメな人というエゴは捨てる
他人に負けたくない というエゴは捨てる
自分がすべきことを精一杯するだけでよい
相手の怒りには智慧で勝つ
笑えば怒りは消える -
アンガーマネージメントの本はさんざん読んで来たが、僕の中の怒りは一向に消え去tれいない。ところが、この本は、怒るということについて、その意味や害について徹底的に説いてあり、その仏教的な視点は、自分にとっては非常に受け入れやすい。
怒らないと決める? やってみますよ。 -
「短気は損気」とよく言いますが、それどころか猛毒であるということがよくわかりました。
お釈迦様が使ったパーリー語では怒りを意味する言葉としてdosa(暗い)、vera(強い怒り)のほかupanahi(怨念)、makkhi(軽視)、palasi(張り合い)、issuki(嫉妬)、macchari(ケチ)、dubbaca(反抗的)、kukkucca(後悔)、Byapada(激怒)とあるようです。つまりすべてのnegativeな感情は怒りなんですね。
エゴは無知をひきおこし怒りの元になります。良いも悪いもレッテルがすべての問題を作り出していると断言しています。
怒っている人に対して行う仏教の最大の罰は「無視」です。
叱ることはありますが、怒りはしません。
叱ってわからない人は自分の過ちを認めるまでは相手にしません。
自分の怒りに気付いたらそれが非常に悪いものと分かっていればすぐに消すでしょう。火のようなものですから。
怒れば相手はもちろん自分をも破壊することになるそうです。
所構わず怒っている人は放火魔のようなものですね。
殺されるようなことがあっても怒らないと覚悟を決めれば、大概のことは怒らずに済むと諭しています。
中々大変ですけど怒ってもやめてくれるわけではないですから叱るぐらいにしておきましょう。
智慧のようなものも各所に出てきます。
「10分だけでも怒らないようにしよう」ぐらいを積み重ねるのが小さな自信を育ててくれてちょうどいいようです。
怒る相手には「感情でしゃべるのではなく何が問題かそのポイントだけおっしゃってください」と言ったり、それでも聞かず問題を起こした際には「あなたがもし同じことをやったら私もしっかりやり返しますよ」ときつく教えることも必要だそうです。怒りながらではなく冷静に。
怒らないことが奇跡を起こすそうです。
ガンジーもそうでしたね。
日本と中国の間でも奇跡が起きるといいですね。 -
読んだら、少しは怒らなくなったかな。
イライラしたときには、自分を客観視するようにってのをやってます。 -
良い本。
怒りは毒と同じ、身を滅ぼすもの。
怒りは弱さの象徴。怒りは無知、自分がバカだと言ってるようなもの。
怒って良い理由なんてない。
「怒らない」為には、「怒らないようにする」だけ。何があっても怒らない。
難しいようでいて、シンプルだけど、徹底するのはやはり難しいかな。
「自分を殺されても怒らない」位の気概があれば、確かに並大抵のことで怒らないだろうけど、その境地に至るのはなかなか…。それでも、そういう考えを心に刻んで生きるのが、幸せへの第一歩かもしれない。
とてもわかりやすい言葉で書かれているのも好感が持てた。 -
fromスゴ本
最近、仕事でもプライベートでも怒りっぽくなっているので、自戒を込めて読了。
> 「自分は完全ではないし、他人にもけっして完全な結果を求めない」という思考が、この世の中で我々が落ち着いて生きていられる秘訣です。
> 世の中で、怒る人ほど頭の悪い人はいません。
同じ著者の「怒らない練習」も以前に読了してて、やはり同じような感想を抱いていた。しかし、やはり他人には期待するものなのでは?自分の期待と現実の乖離が、自分の怒りにつながるケースが多いように感じる。
もっとありのままを受け止められるようになりたい。