結局は自分のことを何もしらない―役立つ初期仏教法話〈6〉 (サンガ新書) (サンガ新書 19 役立つ初期仏教法話 6)

  • サンガ
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  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901679619

感想・レビュー・書評

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  • 死よりも苦痛を避けたい(53)を読んで、なるほど…と唸った。わたしもこれと同じだ。死の前の苦痛が怖くてたまらないから、それを避けて通りたい。

  • 社会人になってからの会社の価値観、日本に蔓延するコンテキストな価値観などに押し潰され、自分というものが見えなくなったため、本書を手に取りました。

    「生きる事=苦である」
    「苦から逃れるために動くが、またそれも苦になる」
    「だから幸せになろうともがけばもがく程、苦になる」
    「そうではなく、生きる目的を苦を減らすことにすると生きやすくなる」

    かなり雑多にまとめると私が得たことはこの4点です。

    【学び】
    何をしても苦しい世の中なのだから、自分にとっての苦を減らす=自分の価値観に沿って苦を減らすが幸せへの一歩なのかな?と考えさせられました。

    かと言って、人生を過ごしていると避けることのできない壁にぶち当たる事もあると思います。
    上記の苦を減らすために、その壁を乗り越えていくは自分にとって必要な試練なのだと本書から学べました。

    現代社会で自分軸で生きる事の難しさ。
    自分軸で生きる為に大切なことを本書から得られたため、読んで良かったと思います。

  • 食事は欲で食べると毒になる。

    肝に銘じます。

  • 著者が住吉大社境内で講演された内容を、加筆・編集しまとめられたもの。実際に聴講していたら、もっと臨場感や理解もより深くなり、良かったかもしれない。

    1章:生きる苦しみと生きる幸せ・・・つまり、苦の輪廻になるのかなと、思った。 ちょっと僕にとっては、新鮮な視点

  • 優しい言葉で語られているがとっても深い。
    本当に良い本に出会えたと思える。

  • 生きることは動くこと
    妄想しない

  • 正念
    私を入れない気づき
    妄想しないこと
    心だけを育てる
    私などない、現象のみ

    すべては、変わって消えてしまう

    直球でした

  • 【 内容 】

    ・生きることは、動くこと。
    苦から苦への動き。空腹から満腹など。諸行無常。

    ・生きることは知ること。
    お米は食べられる、砂は食べられない。

    ・自分のフィルター、妄想が苦しみの元。
    正しく知っていない。→砂を食べているようなもの。

    誤知→正知に。ただ物事をあるがままに受け取ってみる。

    ・人間関係の悩みは全て「相手が自分の思い通りに動いてくれない」ということ

  • 苦しみを無くす事を目的に生きましょう。

    虫や動物達にも慈しみの心を持って接すれば、向こうもこちらの事を心配してくれる。

  • 今まで読んできたスマナサーラ長老の著書と重複する部分があり,復習になった。結局はヴィパッサナー瞑想と慈悲の瞑想にを行うところに結びつきます。
    生きることは苦で,苦を苦で置き換えているというのは,最近ちょっとづつ実感するようになってきた。

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著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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