- Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901782227
感想・レビュー・書評
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やっぱり三浦悦子さんのドール、好きです。この写真集を借りて、彼女のドールを初めて見た時、魂が震えるような気持ちがしたことを今でも鮮明に覚えています。
ベルメール、ウィトキン、コーネルなどの退廃的、フェティッシュな世界観を彷彿とさせますね。個人的にはコレッリの「La Folia」なんか流しながら眺めると、なお素敵です。
ドールたち自らが、己の体を傷つけ、苛み、妖しげに見せる、苦悶とも愉楽ともつかぬ霊妙な表情、造形……。ほんとうに素晴らしいドールたちです。言葉に表せぬほど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前2/3くらいが球体間接人形、残りがオブジェという構成。
悩ましげな目つきと、指先のしぐさがたまりません!
ただ、かなりアクの強い内容なので読む人を選びそうです…。
縫い目、バラバラ、奇形…という単語にいやな予感がする方にはおススメできません。
自分もそこまで得意なジャンルではないので、一部、気持ち悪くなる箇所がありました…。 -
作家ものの球体関節人形は,
現在彼女のものしか望まないです。
表紙の乙女が一等すきです。 -
美しい
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好き嫌い分かれる人形というジャンルにおいても一際見る人を選ぶ本だろう。ただ、彼女らは進んで身体改造を施されていて、今日日のピアッシングやタトゥーといったものを想起させる。
どちらかというとこの写真集では彼女の作品はオブジェ的なものの方が面白いと思った。 -
完成したものを、もう一度バラしてその状態を完成とする、というような、その感覚がとても好き。
腕の変わりにナイフを挿してみたり、自分の腹を縫ったリボンを指に絡めてみたり、首だけを集めて試験管の中におとしてみたり。
実験室の中のような世界がストライクゾーンです。 -
時間があるとページを操る写真集。
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三浦さんのお人形を実際に見たことがあります。
痛々しくも見えますが、
どこかその存在が儚いようにも思えます。 -
恋月姫さんより、三浦悦子さんの人形が私の好み。