ティモレオン: センチメンタル・ジャ-ニ-

  • コンシャスプレス
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901868051

感想・レビュー・書評

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  • なんでなん?!!
    どうして・・・
    哀しすぎるよ~~

  • どこまで行っても不条理な話。不快感を与えるのだけど、読み切ってしまう。

  • 不愉快な小説です。
    しかも、野良犬だったティモレオンの話というより、ティモレオンを保護したゲイの老人やその周りにいた人たちの話です。

    ティモレオンの方はというと、老人たちに捨てられたローマから何十日もかけて戻ってきたのに、もうすぐ家に着くというところで殺されてしまいます。

    訳者あとがきに、「コミカルで切なく美しい作品」とありますが、とてもとてもそんな感じにはなれませんでした。

  • 美しい雑種犬、ティモレオンが、哀しき老飼い主の元へ帰り着くまでの放浪が軸になっている。

  • 2003-00-00

  • やたら号泣してしまった。生まれてからワンコやニャンコに囲まれて育ったので、ちょっと私には堪えられない部分が…。
    これを読んだ方の多くが残酷だしグロテスクだと感じただろうと思う。だけど、その間にある人々の人生や、出会いと別れの切なさが何とも心に残る。
    ただ、私はしばらく再読できないだろうけど。あまりにも号泣してエネルギーを使い果たしてしまうから。

  • 作家のいしいしんじさんが「大笑いしながら読んだ」と著作の中でおっしゃっていたので手に取ってみた一冊。

    ・・・幼き頃より犬を飼っていたワタクシには、とうてい大笑いしながらは読めませんでしたー。
    読了後、かなりへこみました。
    でもへこむのわかってて何度も読んじゃうかも。
    (第二部の「ジュゼッペまたはレオナルド・ダ・ヴィンチ」「ダスティ」「アンリ」なんかは特に!!)
    とにもかくにも、よい作品ではあるのです!
    妙に心惹かれてしまうのです。

    ティモレオン・ヴィエッタは愛らしい瞳をもった雑種の老犬。
    過去の栄光をふいにし、イタリアに移り住んだゲイの老作曲家、コウクロフトとともに暮らしている。
    そう、ティモレオン・ヴィエッタは、コウクロフトの天使なのだ。
    しかしそんな仲睦まじいひとりと一匹のもとに、野性味あふれるボスニア人がやってきて・・・。

    絵にするならオノナツメさんのイメージ。
    (イタリアが舞台で主人公がゲイだからか?わっかりやすいなーアタシ)
    第一部は二人と一匹が過ごす日々を、第二部はティモレオン・ヴィエッタの旅を描いています。
    第一部でそれぞれの関係が行き着くところまで行って、その折り返しが第二部ってとこかな?
    でも簡単に折り返せないところがこの本の醍醐味なのかも。
    時に奇跡のように美しく、時に目を背けたくなるほど醜悪なお話。
    この二つが渾然と一体になっている作品なんて、わたし初めて読みましたよ。
    たぶんいしいしんじさん『三崎日和』を読まなかったら、出会ってなかっただろう一冊。
    いしいさんに感謝です。

  • 猫派だが、犬も萌えるフリーダムな性癖の俺。

  • なぜかティモレオンに愛着が一切わかず。利己的なのは人でした。それでも読ませるドラマ展開に拍手。

  • 後味が悪すぎて、もう二度と読めない…

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