念力家族

著者 :
  • インフォバーン
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本棚登録 : 89
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901873253

感想・レビュー・書評

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  •  一言で説明すれば「電波短歌集」といったところか。
     短歌なので、僅かな時間でも細切れに読めます。通勤電車で、トイレの中で、仕事の息抜きに、寝る前など、好みの時と場所にてどうぞ。
     ただし、相性が合わないと「なんじゃそりゃ?」的な内容です。で、波長が合うと背中がゾワゾワします。妙な中毒性も覚えます。
     どこぞの書評では「爆笑できる歌集」と評価されたそうですが、爆笑ではないです。あくまでも「背中ゾワゾワ」です。

  • この本買ったらご本人からツイートされた。日曜ラジオのケータイ短歌でいつも出てくる時が楽しすぎる。やはり飛んでる歌人は素晴らしい。

  • なんて馬鹿馬鹿しい歌集!SFとファンタジーと笑いのまじった短歌が笑いを誘う。
    時々不思議に叙情的。

  • 人生のお供に。

  • 「ドラえもんがどこかにいる!」と子供らのさざめく車内に大山のぶ代
     「UFOは在る?」校内弁論大会を見守る窓の小型円盤
     あの夏の石段の上僕の背を押した少女よどうしてますか」

    またもや、桜庭一樹読書日記より借りてきた本★
    短歌集。
    本当に、次々と短歌が、しかも不思議な短歌が描かれていて、なんだかこの世界にとっぷり入ってしまうよう。
    うぅーーん、このシリーズ、他にも読んでみたいなぁ。
    また1つ新しい世界にこんにちは、をした気分です。

    【6/20読了・初読・市立図書館】

  •  すんばらしい詩集である。

    「音楽のテストの時間妹に招かれしモーツァルト霊あわれ」
    「落ちてくる黒板消しを宙に止め3年C組念力先生」
    「「ドラえもんがどこかにいる!」子供らのさざめく社内に大山のぶ代」
    「恐山のイタコに憑るナポレオンは青森弁の素朴な男」

    こんなのばっか(笑)。

  • SFをあっさり受け入れてしまう短歌の懐の広さに感心する。
    「Gパンを履きたる祖父に実写版鉄腕アトムのような哀しみ」

  • 念力に満ちた短歌。

  • 素晴らしい短歌集です。名作。天才。久々に世界つくってる作家さんをみつけた!!!! 

  • 大好きな短歌集。挿絵もサイケ
    デリコだよ。

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著者プロフィール

1975年東京生まれ。「未来」選者。現代歌人協会理事。大正大学客員准教授。文化学院講師。歌集に『念力家族』『念力図鑑』『抒情の奇妙な冒険』。他に『念力姫』『笹公人の念力短歌トレーニング』、絵本『ヘンなあさ』(本秀康・絵)、和田誠氏と共著『連句遊戯』、朱川湊人氏との共著『遊星ハグルマ装置』などがある。NHK Eテレにて、連続ドラマ「念力家族」が放送中(2015年3月30日~)。

「2015年 『念力ろまん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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