なぜ日本人は、こんなに働いているのにお金持ちになれないのか? _21世紀のつながり資本論
- いろは出版 (2015年2月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902097795
作品紹介・あらすじ
難しいお金の知識も、「旅」を通して、リアルに聞けば、簡単にわかる!2年40カ国。お金について学ぶために、世界を旅した物語。
感想・レビュー・書評
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お金のことはあまり詳しくなく、日本人が世界においてどのように遅れているのかを知りたくて購入。日本人とお金についての内容の上、日経新聞で掲載されるぐらいだからきっと面白い内容だろうと思っていた。
本書の構成は、
・日本人とお金
・お金の歴史
・お金を使う人、使われる人
・お金の危険さ
・お金から信用へ
というもの。しかも各章ではヨーロッパやアジアなどの国々で著者が経験した事例を元に、どのようなお金の使われ方をしているかが載っている。お金を破り捨てる国、お金をねだる国など、様々な使われ方からお金の正体に迫るのも興味深かった。
残念だったのが、なぜ信用がお金に取って代わられるのかを具体的に説明してくれなかった点。なぜ信用が重要なのか?信用がお金よりも優れているのは?などがなく、とりあえず信用を大切にしましょう的なメッセージだった。
世界には日本人が知らないお金の知識がたくさんあり、その点で日本人は確かにお金に疎いのはよくわかった。世界の事例も一緒に知れたから、お金の勉強のモチベになる良い一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルから想像される日本人の働き方論ではなく、お金とは何か、ということをリーマンショック後に世界を旅した筆者の体験に基づいて考察する、つながりキャピタリズムの本。各国のお金にまつわるエピソードが深堀りせずにサラリと書いてあり読み易い。お金によって信用を買う時代からつながりによって信用を得る時代へ、という理想だが、悪意を待った集団による悪用の危うさが伺える。
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日経できる紹介
お金のことを知らない日本人に向けた経済の教科書 -
お金を稼ぐことは目的でなく手段。儲ける事とは、信じるもの。自らを信じる人と信じられる人を増やすこと。
楽しく暮らせなければお金があっても意味ないからね。 -
お金だけでは幸せになれないぞって話。これから、仕事や生活がSNSを通じて変化するみたい。
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「お金は道具」「信用が大事」最近は耳にすることも多くなったこの言葉たち。理解している人から発せられる言葉だと思うけど、正直私には心から呑み込めず、腑に落ちずという感じでイマイチ根本から理解できなかった。
この本を読めば、それが解決!!
お金の歴史、それに伴って発生する金融危機、人の脆さ、人々の幸せとお金の関係、そして新しいお金の世界。価値ある本に出会えました。 -
日本人が比較的苦手としているお金に関する捉え方を解説した本。私自身は比較的お金に関する知識や捉え方を他の書籍等を通じて勉強していたため、あまり参考になる内容はなかったが、お金について考えたことがない人は読みやすい本だと感じた。
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「儲ける」という字は「信じる者」と書く。信頼関係を築くことで、お金が生まれる。
良い心がけを持って、良いネットワークに繋がりたいと思う。
インターネット時代の新たな解釈。良いネットワークは、お金よりも希少ということ。
信頼関係を信用度と読み換えて、デジタル通貨と関連づけると次の世界が見えるわけだ。 -
旅を通してわかるお金の本
お金の知識として、学べるし今までにない本の展開内容で興味を持ちながら学ぶことができたと思います。
お金とは何か?
また、幸せとは何か?
信頼の重要性など知りたい方にはピッタリの本だと思います。